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魔力の泉2 俺「ストライクウィッチーズだと・・・?」 作者 ID hCYgnHru0 239 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 02 56 40.94 ID hCYgnHru0 前々スレ 598から ミーナ「宮藤さん、俺くんにお風呂の使用順番と部屋を案内してあげてください」 芳佳「俺さん、お疲れ様です お部屋の方に案内しますね」 俺「よろしくお願いします」 ミーナ「シャーリーさん、俺くんについてなんだけど・・・」 シャーリー「ん?なんだ」 ミーナ「美緒やトゥルーデと話し合ったんだけど 当分、実戦には組み込まない事にしたから」 シャーリー「まぁ、運用テストなんだし仕方ないかー それに、あちらの主任さんの話だとまだまだ調整が必要みたいだしなぁ」 ミーナ「明日の訓練には参加して貰いますけど それまでには調整できますか主任さん」 主任「調整なら、もう終わったわよぉ」 シャーリー(うぉ、気配を感じなかった・・・) 240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/27(水) 03 01 57.92 ID hCYgnHru0 ミーナ「彼の武装は?」 主任「模擬兵器は用意してあるけど、実際に使用する武装とは ちょこっと・・・いえ、全然違うんだけど大丈夫かしら?」 ミーナ「全然?それでは訓練にならないのですが」 主任「まぁ、これを見てくださいな」スッ ミーナ「・・・ビーム兵器?」 主任「そう、魔力を攻撃性の有るエネルギーに換えて撃ち出す兵器 まぁ試作段階なので魔力量が多いウィッチしか扱えないのが欠点ね」 ミーナ「その点では俺大尉は打って付けの存在だったわけね」 主任「その点では研究者としての私は適正者がいて助かってるけど 心情的には小さい頃から知ってる子だからねー・・・」 241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/27(水) 03 07 19.62 ID hCYgnHru0 ミーナ「俺大尉の両親とは知り合いということですが・・・」 主任「えぇ、あの子はね幼い頃から軍の研究施設にいたの 父親は私とは違う兵器開発部の人間、母親は私の親友の元ウィッチ 聞いた話だけど父親の母親、つまり祖母もウィッチだったそうよ そのウィッチの血の濃さが原因なのか3歳の頃に魔力異常の兆しが見え始め 1年経たないうちに一気に悪化して対策が取れないまま脚力を失っていったわ 魔力を消費し続けるという一時的な解決方法しか思いつかず、現在に至るって訳よ 私はね、あの子を助けたい、だからこの研究を続けるの」 ミーナ「そうだったんですか・・・」 主任「あっ、これオフレコね、私が言ったって言わないで」 シャーリー「そんなハードなこと言いふらしたりしないさ」 244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/10/27(水) 03 13 06.58 ID hCYgnHru0 芳佳「お風呂は一応一番最後になっちゃいます 順番になったら部屋に呼びに行きますので それまでは待機していてくださいね あっ、俺さんはこの部屋を使ってください 荷物はもう届いているはずですから」 俺「ありがとうございます宮藤軍曹」 芳佳「いえ、では夕食のときお呼びしますね」 メイド「夕食の準備はいつからなさるのですか?」 芳佳「えーと、17時ぐらいからです」 メイド「では私も手伝いに行きますのでよろしくお願いください」 芳佳「それじゃあ、私はこれで」 コンコン 俺「どうぞ、鍵は開いてます」 245 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 03 18 43.60 ID hCYgnHru0 バルクホルン「失礼する」 俺「バルクホルン大尉、どうしました? バルクホルン「先ほどの試験飛行、見させてもらった・・・だが、感心しないな あのような飛び方では俺の身体がダメになってしまう 私はかつて、ジェットストライカーに殺されかけた 自分に自信を持っている慢心が招いた結果だったんだがな・・・ 私は怖いんだ、力に取り込まれた俺が辿るその先が・・・ 俺「・・・心配してくれてありがとうございます 俺は生まれてから今まで、何回も何十回も発作によって、制御不能になってきました その度に、周りの人達に助けてもらって・・・ 今度は、俺が助ける番なんです この特異な病気を活かすために新兵器実験部隊に志願したんです」 バルクホルン「そうか、それならば無理だけはするなよ 無理してる様に感じたら強制的に止めるからな」 俺「はい、お願いします」ニコッ バルクホルン「///・・・あ、あ、当たり前だっ、もう俺は私達の仲間なんだからな 話はそれだけだ、では私は行くからなっ」ドキドキ 俺「ありがとうございます」 246 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 03 23 47.88 ID hCYgnHru0 キィー パタン カツカツカツ・・・ 俺「・・・流石に疲れました メイドさん、少し横になりたいので手伝ってください」 メイド「はい、それでは腕を・・・」 俺「イレイザーユニットは枕元に稼動させておいてください」 ウィィィィィィィン プシュ メイド「ストライカーはここにセッティングしておきます 俺大尉、おやすみなさい」 キィー パタン テクテクテク・・・・ 248 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 03 28 54.75 ID hCYgnHru0 メイド「さて、かなり時間が余ってしまいました 夕食の準備までどう過ごしましょうか・・・」 テクテクテクテク・・・・ メイド「あら?食堂の方からよい香りが・・・」 ルッキーニ「芳佳ー、リーネー、おやつまーだー?」バタバタ 芳佳「もうちょっと待っててね、ルッキーニちゃん」 リーネ「今日はマフィンを焼いてみました」 シャーリー「いい匂いだなー」クンクン ペリーヌ「わたくしも手伝いましたのよ」 メイド「おいしそうですわね」 芳佳「あっ、メイドさんもどうですか? リーネちゃんが作ったんですよー」 リーネ「お口に合うと良いんですけど・・・」 メイド「では、紅茶は私がお入れしますね」テキパキ リーネ「流石はメイドさん、手際が良いです」 249 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 03 33 58.86 ID hCYgnHru0 芳佳「そういえば、俺さんは?」 メイド「少しお休みになっておられます」 芳佳「やっぱり疲れてるんですねー」 シャーリー「あの速度で飛ぶこと自体、かなり体力消耗すると思うぞ」 ルッキーニ「なんのはなしー?」 シャーリー「さっき、俺の試験飛行見てたんだけど 速くて凄かったんだけど・・・ あのストライカー、ピーキー過ぎて他の人間が使えないんじゃぁなー」 エイラ「なンダ、なンダ、皆集まッテー?」 サーニャ「なにか良い香りがする・・・」 芳佳「あ、エイラさんとサーニャちゃんもマフィン食べる?」 エイラ「タベルゾ-」ムグムグ サーニャ「いただきます」アムアム 250 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 03 39 03.16 ID hCYgnHru0 ミーナ「あら?皆そろっているようね」 エーリカ「ミヤフジー、わたしにもマフィンちょーだいー」 バルクホルン「私にも頼む」 芳佳「はい、まだたくさん有りますから、慌てないでくださいね」 エーリカ「だ、そうだよトゥルーデ」 バルクホルン「ハルトマン!お前だけには言われたくない!」 坂本「俺がいないな、どうした?」 メイド「俺大尉なら少し横になっておられます」 ミーナ「皆さん、夕食後にブリーフィングルームまで集まってくださいね 明日の訓練での説明をします メイドさん、俺くんに伝えておいてくださいね」 メイド「承知いたしました」 252 :魔力の泉[]:2010/10/27(水) 03 44 13.09 ID hCYgnHru0 メイド「俺大尉、もうすぐ夕食の時間ですよ」ユサユサ 俺「ん、・・・もうそんな時間ですか・・・」 メイド「はい、皆さんお待ちかねですよ」 俺「では、急がないとね」 ルッキーニ「わぉ、ごちそういっぱーいだー」 バルクホルン「宮藤、今夜は随分豪勢だな」 芳佳「はい、俺さんの歓迎会もかねてますから」 シャーリー「でも、リーネと二人じゃ大変だったろ?」 リーネ「メイドさんが手伝ってくれましたから メイドさん本当に凄いんですよ こうパパッと調理していって、私達の3倍は料理作っちゃってましたよ」 エーリカ「しかも凄くおいしいね」パクッモグモグ バルクホルン「こら、ハルトマンまだ全員そろってないぞ」 エーリカ「良い匂いすぎて我慢できなくってさ」 253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/10/27(水) 03 46 09.56 ID CT+PaGxo0 どうしてもメイドと聞くとベネズエラのターミネーターが出てくる・・・ 254 :魔力の泉[]:2010/10/27(水) 03 50 00.40 ID hCYgnHru0 253 あんなおっかないメイドじゃないですよー戦闘力は皆無です ミーナ「皆そろって・・・俺くんがまだみたいね」 メイド「皆様、お待たせいたしました」 俺「遅れてすみません」 シャーリー「俺はココ座れ」ポンポン バルクホルン「何を言っているリベリアン、俺は私の隣だ」 シャーリー「いいや、私の隣だ!」ムムッ バルクホルン「私の隣だ!!」グヌヌヌヌ ミーナ「もー、じゃあ俺くんはココ、シャーリーさんはこっちでトゥルーデはここ これで、二人の要望は満たしたわよ」 俺「俺の意思はないのでしょうか・・・・」 ミーナ「とりあえず、今日のところは無いわ 明日以降頑張ってね」 255 :魔力の泉[]:2010/10/27(水) 04 00 10.79 ID hCYgnHru0 メイド「あ、俺大尉、椅子をどうぞ」 エーリカ「・・・自転車のサドルに背もたれがついたような変な形だね お尻痛くならないの?それ」 俺「もう慣れてしまいましたよ」 シャーリー「俺、これ食べてみろおいしいぞ」ヒョイ 俺「あ、本当ですね」パクッ、モグモグ バルクホルン「お、俺、こ、こっちも食べるか?」スッ 俺「これもおいしいです」モグモグ バルクホルン「そ、そうか、じゃ、じゃあこれも」ススッ シャーリー「今度は、私のを食え」ズイッ バルクホルン「リベリアン、俺の食事の邪魔をするなっ」 シャーリー「なんだとぉ、お前こそっ」 256 :魔力の泉[sage]:2010/10/27(水) 04 04 08.27 ID hCYgnHru0 エーリカ「ニシシッ、モテモテだな、俺」 俺「・・・(落ち着いて食べたい・・・)」 ルッキーニ「俺は何が美味しかった?私はコレー」ズィ 俺「あ、これ美味しい・・・というか食べ慣れた味」モグモグ リーネ「それ、メイドさんが作ってくれた物ですね」 坂本「確かに、これはうまいな」 メイド「お褒めに預かり光栄です」 エーリカ「俺、こんなに美味しいのいっつも食べてたんだ、うらやましい」 ペリーヌ「本当に、美味しいですわ」 ワイワイガヤガヤ ミーナ「食事も済んだ事ですから、早速、ブリーフィングルームに移動よ」 芳佳「後片付けがまだ・・・」 メイド「芳佳様、後片付けは私が済ませて起きますのでお気にせず」 芳佳「・・・そうですか、では、よろしくお願いします」 魔力の泉 3 へ
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ストライクウィッチーズ 第212統合戦闘航空団より 495 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 18 47 ID FEKHZyNa l/ l /l /ハ l \ l ! '; ', / / ;ィ / l // l V! ヽ! l '; l / /! _ / / l ! /イ ! ヽ l ト、 V!. / /.l i ! 7>!K ヽ l ヽ _jノ x- ヘ 芳佳と一緒にホラー映画を見る j/ l ;| レ' r≠=≧x ヽ L _ ≦≠x、ヽ! ハ ! すると芳佳はこう云うはずだ. !/ ! ハ く. lr'_ノ ! ヽl、 ' l_ノ l ) V ハ .ソ ' ! l ヘ ヾ._ソ V_,ク .ハ !ノ 芳佳「お姉ちゃん、怖くて一人じゃ眠れないの」 '; l、 ハ / _V V ヽ_l、 ' /≦ _ ははは、この可愛い妹め。私はいつでも準備OKだ iこヽ、 _ ノ くー-' / i> ´ _` .イ_ハ ' , しかし、油断は禁物だ。ホラーに耐性があったら / / ri>/ ヽ、イト、 l、 ' , / / /r'i/ / ーヘ )! \ .V ' , 「芳佳、お姉ちゃん。怖くて眠れないんだ」 でいこう. / ;;ノー' !l '´ / V l iヽ V ' , / ;イ / . l! ´ /V! レニ\ .' , 2段構えで抜かりなしだな498 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 19 43 ID m0hZYMyY 495お姉ちゃん策士!504 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 21 08 ID A2J712SL 495今日のお姉ちゃんはスキがねえw506 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 21 47 ID 2M2pH98Z 495今日のお姉ちゃんは随分と冴えてるじゃないか 577 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 50 39 ID UUICj1bv l/ l /l /ハ l \ l ! '; ', / / ;ィ / l // l V! ヽ! l '; l / /! _ / / l ! /イ ! ヽ l ト、 V!. / /.l i ! 7>!K ヽ l ヽ _jノ x- ヘ ホラー映画といっても色々ある j/ l ;| レ' r≠=≧x ヽ L _ ≦≠x、ヽ! ハ ! . !/ ! ハ く. lr'_ノ ! ヽl、 ' l_ノ l ) V ハ .ソ 扶桑の人間である芳佳にも ' ! l ヘ ヾ._ソ V_,ク .ハ !ノ '; l、 ハ / _V 興味の持てるものでないとな・・・ V ヽ_l、 ' /≦ _ iこヽ、 _ ノ くー-' ちょうど扶桑の風土にあって / i> ´ _` .イ_ハ ' , / / ri>/ ヽ、イト、 l、 ' , 季節もぴったりの映画があるぞ / / /r'i/ / ーヘ )! \ .V ' , . / ;;ノー' !l '´ / V l iヽ V ' , 「すいません、大人2枚で"死霊の盆踊り"」 / ;イ / . l! ´ /V! レニ\ .' , 497 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 19 19 29 ID sfwBtPMe 501部隊が解散されて、部屋を片付けてカールスラントに帰ることになった。エーリカは散らかった部屋の物を乱雑にかばんの中にぽいぽいと投げ込んでいく。「ガチャ!どうだ?ハルトマン、荷造りは済んでいるk・・・プルプル・・・」心配して様子を見に来たバルクホルンだが、ちっとも片付いていない部屋にお怒りだ。「どういうことだ・・・・ハルトマン・・・・プルプル・・・全然、片付いていないじゃないか!!」その言葉にビクッとするエーリカは涙ぐんだ目でバルクホルンを見つめて答える。「トゥルーデ・・・お姉ちゃんとの思い出を全部持って帰りたくて・・・全部大事だから・・・ぐすっ」その言葉に心を射抜かれたバルクホルンは仕方無いなといった様子で片付けを手伝い始める。「ひっく・・・ありがとう・・・お姉ちゃん・・・私、お姉ちゃんのために飲み物取ってくるね!」ありがとう、といった表情でエーリカを見送るバルクホルンは気の利く妹だなと喜んでいた――省略されましたすべてを読むには”お姉ちゃんって荷造り上手だね”と書き込んでください ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 _/´ _,_ `丶、 / ^^ _____ \ ( ,,,r-=ニ@,ニ,,__ ヾ,, ) `ト,-=7 ̄ ̄ `>ェ=´ Y´ィェ,ャr-=≠ミ| |.| />イ! リ` ! リハ リ ハ;;;;∧ 、_ イ '' <終わったころに持っていこ~っと♪ \;;;;ミ;゙>,,、, ィヾ!/ `ヾ,〉ヾ∧ノ`i ノ;;;//;;;;イ;;| /;;;;;;| !;;;;;|.|;;| |;;;;;;;| ;;;;;;ハソ、 ト--〉ミ--ソト,,` . | | Y ',ヾヽ | .| .', ', ゙゙゙ . | . | ',. ', .ト-| ',ノi ヒソ ヾソ ストライクウィッチーズ 第211統合戦闘航空団より 549 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 07 29 00 ID FEKHZyNa ゲルト「お母様、おばあ様。芳佳さんを私にくださいっ」 550 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 07 33 00 ID /x/B+Pir ,. .、 ` ′ ............., バルクホルン大尉 .. ' 芳佳ちゃんだけが大事 何か御用ですか? ` 'ト 、 __ _`,. _ ,-ィ ,' ̄`、 ., 芳佳ちゃんには .', _ >- ニ、 ` .く /. 、___/ 私がいるから ' .ィア´ , / ヽ、ヽ、 ./ ,、 ,、 '/イ V. / /;イ .ヽ、 ヽ ', /、ヽ.............,ノ 、_ 芳佳は私のもの l ! i l.ハ.! .ヘ l、! .トイ ` .、` ' 、 誰にも触れさせない! l ハl ィ7 ヽ、 ト、-lト、!`! リ 、 , .、 , '、 lハ | ´ ` `' l l./ ,. .` ,、' 氏ね変態シスコン女 .Vl '⌒ ⌒ヽ .lハ' . '` ..... ....、 ヘ、 ┌┐ .ィイ ,... ' . . .' ` 、 芳佳芳佳芳佳・・・ ` -` - <i / ,.. ' . 、, ' .K´{=lY l Y l ト,. ' . ` ′ .l '; リy.,リ l┐ノ`). ' . . , ', . .P l! / / ゝ-' ' ,.. ' ,. . .ノ!⌒! / ヽハ. ,、 、,. ' ,.. . ./ Y^Y `フ !. ∩ , ,. ,'`,. 、 `- 二!三ニ-イ、_ ノ.ノ ヽ ' 、 | ーTl ー 7ー ..´ , ソ 564 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 08 04 20 ID usOQe+CF 妹! ,. 、 ,..........., ,.. ' ` ..、,...... , ' `、 ' , ´ ヽ 、 ` 、 ,'` ヽ _ / /´ `, __ , `ー' ,.=, ´ ` >=、- 、 . し' ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! 妹! . し /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;! .... ... /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l .... ' ` ,. しJ |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ... ' ,.' ' ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` 550 ' 、 , ` 、 ゝ=-、 _ ノ ` 、 ´ , ` , ィノ _ヘ>- < 「リネット軍曹 .、, , // ハ ゝ-Y-'^.i .,、', ヾ=-' l i . ̄ハ ) l 私は真面目な ., l ノ .l! l .l 私の妹 ', V/ 二 l! .V 話をしてるんだよ」 ', /! l! l かわいい妹 '', .ヾニハ A .! ', l! ! /L!V ! 沢山の妹! '' . l l / ', ヽ l '; l レ ',. `! 甘えてくる妹! ; L / ',=.l ..... ヒ/ Vリ 566 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 08 07 58 ID xGfCinkg 550 ,. 、 ,...........,妹は大事 ,.. ' ` ..、,...... , ' `、妹には ' , ´ ヽ 、 私がいる ` 、 ,'` ヽ _ / /´ `, __ , `ー' ,.=, ´ ` >=、- 、妹は私のもの . し' ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;!誰にも触れさせない! . し /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;! .... ... /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l氏ね乳デカ女 .... ' ` ,. しJ |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ... ' ,.' ' ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ' 、 , ` 、 ゝ=-、 _ ノ いや・・・特に用はない・・・芳佳・・・ ` 、 ´ , ` , ィノ _ヘ>- < 芳佳・・・ .、, , // ハ ゝ-Y-'^.i 芳佳・・・ .,、', ヾ=-' l i . ̄ハ ) l ., l ノ .l! l .l ', V/ 二 l! .V ', /! l! l '', .ヾニハ A .! 588 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 09 04 12 ID mmVZAA7Y 万が一芳佳がネウロイ側に取り込まれるような事があっても リーネ辺りがおっぱい出して 「ほら、芳佳ちゃんの大好きなおっぱいだよ~」 って言えば尻尾振って戻ってきそうだよな。 589 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/15(月) 09 06 48 ID usOQe+CF _ く\ |│ /7 \ Ll // ____ _ { ̄ ̄ ̄ >'". . . . . . . . . . . `< ̄ ̄ ̄`7 ヽ〈 ̄ 7 . . . ,'{. . . . . . . . l. . . . . .'  ̄ ̄ 〉/ ヽ\//. . -ハ. . . . . . . .|ヽ-. . . ヽ //. ∨;'. . . / ヽ. . . ∧| ヽ. . . ∨ イ / . !. . / ◯ \| ◯ ';. . . . | . . | おっぱい? /. . .l∨,, ,, ∨∨ . . '、 厶∠人 t‐ーヘ ,__人. . . . ヽ ーr-f^)_ノr‐< ノ ,ハ\厂 ∨ ヽ{==77\/ ^} `tーイ' 〉 < \ ノ \丶 フリフリフリ ヾ"∨∧__〉丶、_ `ヽx-、 } } `ーレ廴_// ヽ、/_ノ {'⌒ヽィ^ }、 ⌒> \ \ j ⌒´ ストライクウィッチーズ 第210統合戦闘航空団より 304 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 18 06 25 ID TJ9Fi72D 今日の食事当番はバルクホルン、いつもの様に茹でたジャガイモが食卓には並んでいた。エーリカは、おいしい~と言いながら茹でたジャガイモをそのままパクパク食べている。「トゥルーデ・・・ちゃんと料理出来る様にならないと妹さんに笑われちゃうわよ?」そう言ってミーナはテーブルに着く、バルクホルンは面目ないといった感じだ。「ジャガイモは食物繊維が豊富で美容にも良いし、私は好きよ♪パクパク」どうやら、さっきの言葉はバルクホルンに料理を学ばせようとしたミーナの心遣いのようだ。笑顔が絶えず仲良く三人で食卓を囲む姿は、まるで本物の家族の様な風景だ。食器を集めてミーナが席を立ち上がると「プゥ~」という音と共に一瞬で場の空気が凍り付いた。省略されました…続きを読むには”食物繊維はお通じにいいのよ”と書き込んでください ̄O ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 , , / |____ / | /|ソ.............`\ノ. /......../.../||\...ヽ |...//././ | ヾ..|| |...|/./|/⌒ ノ ⌒V| ',..|/ |ノ Y|ハ ´ ̄` ⌒リ V`ト、 、_, ノ´ <一体、誰かしら? |ハ≧ヽ,ェュ,,´ Yヽ + ゞY! / _/\Tノ ) \ \/ . | |! ト、|ソ | ハ /|_`| _| ヾ〉 / |  ̄|  ̄| !,, ハ. | | `゙ .', | ノ ', |./ ト_| `' 327 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 18 29 54 ID n8nkLjZP 「いーってきまーっす!!」今日も子ども達の元気な声が高い空に響く。ネウロイとの戦いが終わってから私は戦災孤児を預かって暮らしている。幸いウイッチーズの時の貯蓄や善意の寄付が多いからさほど苦労はしていない。「いいか?おねえちゃんだぞ。お・ね・え・ちゃ・ん。ほら、言ってみろ」大部屋ではトゥルーデが小さな子たちに読み書きを教えている。私の意志を話したら「ぜ、ぜひやらせてくれ・・・!」と言ってついてきたのだ。何故かエーリカもついてきて毎日ダラダラとしているけれど。錆付きはじめたストライカーをそっと撫でてみる。「こういうのもいいか・・・」ふとそんな言葉が漏れた。 ̄O ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。/ >/= /‐=ニ= / ∧ /| ヽ「 ̄ / ./ // / ⌒1 l .i // . / / ./ / | l<トi l// / . /‐-//、 ノ ハ 「 il i´,ク/ / /f'7うハ ,〃 | i | l! |〈/ / 弋ソ _, へト | !リハ .V /┐ ィら7/i ハ | l ∨ ゞソ/ レ' ! i 丶 丶、 ' / .∧ ト、 \ , イ ノ ヘ | \/ `7| {ミヽ l |7/⌒イミ ! |/ }| l/ミr‐く j l ト l | くイ^ト ヘ | | 476 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 20 04 02 ID 6slbL0mv ルッキーニ「シャーリー、知ってる?。月にはウサギがいてお餅をついてるんだよ」 シャーリー「プッ。なんだそれ?」 ルッキーニ「芳佳が教えてくれたんだ。扶桑ではそー云われてるんだって」 シャーリー「それが本当なら、扶桑のウサギは食い意地がはってるな」 ルッキーニ「あははは。シャーリーみたいだね」 シャーリー「何ー。私はそんなに食い意地はってないぞ」 芳佳「シャーリーさん、ルッキーニちゃん。お団子が出来ましたよ~」 シャーリー&ルッキーニ「わーい」 554 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 20 49 57 ID +miyhYkE _ '⌒ . . . `丶、 / . . . . . . . . . . .ヽ ,' / / /| j } ヽ '. / ;イ _ /-l/| ∧- l | / | /j斗rト' リ/ィぇ'! !| / 从/ ( じ じ小八 厶イVヘ '' ''/人 \ ヾ{\介; 、_‘'_.イ /  ̄<おねえちゃん、はいお月見団子おいしいよ /V {ヘ\'´ ホウ酸入りでGも駆除できる優れ物だよ r<、 \__| 、 / \_\.j/ ハ | \ \__乂/ l∧ | ヽ| r-‐'‐'‐'‐'‐'‐' | | | |/////○///|. | l |////○○//| l \l |///○○○/| l ヘ|///○○○○| ∧ V/| ̄ ̄ ̄ ̄| / ヽ, V/| ̄ ̄ ̄| / \/^ヽ|_________| 558 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 20 52 17 ID 6slbL0mv __ , <  ̄ `>、 / i ヽ ヽ、 / ;! /l ; \ ヽ // / / ;ハ / Vト、i ヘ ハ ,イ/ / / / ,Y- ハ ヽl ヘ l. // / イ // l i ! l! .V '; ! jイ ;イ ;∠ィ-―- vヘ |-t―ト、 V. l / l / ,イチム V!ィ升へ V v-、). ´ l 人! 弋_ン ' 弋_ク V.,イ/ 芳佳の手料理はいつ食べても美味しいな レ ハ , /_ノ '´ ・・・・おかしいな。何だか気分が急に・・・・・ rニヘ、 ,____., / _二9 芳佳が二人に見えて・・・・・ / ;> `ーi!′ ィ´l_ハ ヽ. / 9 /`!ー .<ト、 ! ヘ l l/ lノ ,V ヽ、 l l l; ィ/ lヘ _ ノ/ _ .へ!、 l_ r‐(二イ レ^ く_ //// ト、_ コ-、 / l i / ヽ! / Li/ l / l 578 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 21 01 15 ID +miyhYkE _ '⌒ . . . `丶、 / . . . . . . . . . . .ヽ ,' / / /| j } ヽ '. / ;イ _ /-l/| ∧- l | / | /j斗rト' リ/ィぇ'! !| / 从/ ( じ じ小八 厶イVヘ ___, /人 \ ヾ{\介; 、`ーi!イ /  ̄ <おねえちゃん /V {ヘ\'´ 大丈夫だよ芳佳を信じて・・・・ r<、 \__| 、 / \_\.j/ ハ | \ \__乂/ l∧ | ヽ| r-‐'‐'‐'‐'‐'‐' | | | |//////////|. | l |////○○//| l \l |///○○○/| l ヘ|///○○○○| ∧ V/| ̄ ̄ ̄ ̄| / ヽ, V/| ̄ ̄ ̄| / \/^ヽ|_________| 591 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 21 05 37 ID 6slbL0mv , '  ̄ ' , / \ / / / i i ' , { , / イ , ∧ | ', | | /-≠|、 //─|、 | i | V // | // !ハ | | | | イ' ̄`レ ' ̄` /` V | | ' _ i } 私が毒見してあげるよ~ ,-、ヘ | 、- ´-} | / 「パクパクモグモグ」 /ヾヽ|,、|\  ̄ /! /ヾ! ,- / ==入 ,-、、 i-^^^^^- |、レ --, __、 うん、大丈夫そうね。みんなも食べなよ / ( ヽ _ /' /\_ i ̄  ̄  ̄ フ \/ i_ / ` - ') ̄ /\ / ヽ, _ __ ヽ_ / / !/ / >===,--イ, / | `_- 、\ _ | ) イ / ' //。/ ̄`- へ / ! ) | / /// ┳ // / / ` i _ / ヽ / i i || / }' - /  ̄ | | || | / /  ̄ | | !! ! / / | | || | | / | ! || | | { | || | | | | i || | | | | | || | | | | | || | | | 697 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2008/09/14(日) 21 54 16 ID TJ9Fi72D なんだが意識が朦朧としている、さっきの団子のせいかまだ体が痺れて自由が利かない。バルクホルンは胸の辺りの妙な感覚に気付き、目を向けると胸を弄ぶ宮藤の姿があった。「宮藤っ・・・んっ・・・いったい・・・なにを・・・んふぅっ・・・している・・・」抵抗すら出来ず、痺れて呂律の回らないバルクホルンの小さな声に宮藤は微笑む。「バルクホルンさんが悪いんですよ・・・私を誘惑して・・・こんなに綺麗なのに・・・ふふ」そういって動けないバルクホルンの胸を宮藤は一方的に胸を揉みしだく。「やめ・・・ろっ・・・宮藤・・・私はっ・・・んっ・・・そんな事を望んでは・・・」宮藤は、手をバルクホルンの胸から徐々に移動させズボンをするすると脱がし始める。「バルクホルンさんは本当にやめて欲しいんですか?こんなに嬉しがっているのに・・・」愛液でびっしょりと濡れたバルクホルンの恥丘に宮藤は軽く口付けをする――省略されました。続きを読むには”頼む・・・宮藤続けてくれ・・・”と書き込んで下さい ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ O。 __ ,.=, ´ ` >=、- 、 ,ィ´;;;;ノ ! ヽ;;! /;;;;;;;;/ / ;イ /ハ!; ヘ;!. /;;;;;;;;;;;/ / ;イ / ,イ l! ! V !;;l |;;;;;;;;;; イ /j/Tt- Vl ィTVV;;;! ヽ ノ .Y|ハ Vリ `' lリ lノ ` ゝ=-、 _ ノ <お姉ちゃんもうだめだ・・・ , ィノ _ヘ>- < // ハ ゝ-Y-'^.i ヾ=-' l i . ̄ハ ) l l ノ .l! l .l V/ 二 l! .V /! l! l. ヾニハ A .!
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?「ねえ、ねえ……! 目を覚まして……! お願い……!」 ナンダ、サッキカラ…… ?「お願いだから……! こんな、こんなことって……! こんなことってない……!」 ウルサイナ、ネムレヤシナイ…… ?「お願い……!」 ネムル……? ?「……ッ!」 ワタシハイッタイ…… ?「目を、覚まして……ッ!」 メヲサマス……? イッタイ……? ソウダ、ワタシハ…… ?「目を覚まして……ッ!」 メヲ、サマサナケレバ…… ダレノタメニ……ワタシノタメニ? アナタノタメニ? ワタシハメヲサマサナケレバナラナイ ワスレテハナラナイ、ワタシガワタシデアルタメニ アナタノナマエハ、キミノナマエハ ?「目を覚まして……!」 ー ー朝ー???ー チュンチュン 俺「うーん……ん、あれ? ここは……?」 俺「……ん? なんだ、この女の子は」 宮藤「……」クークー 俺.oO(可愛いな……まだ高校生くらいかな) 俺.oO(寝かせておいてあげよう) ヨッコイショット 俺.oO(ん……は、裸!? 服は……?) リーネ「芳佳ちゃーん、だいじょ、う、ぶ……?」 俺「あ」ブラーン リーネ「あ、あ//」カアア 俺「あ、あの、君、これは……いや、そんなことより服はどこ……」 リーネ「いやああああああああああ!////」プシュー 俺.oO(なんて事だ) ペリーヌ「どうしましたの!? リーネさ、ん……あ……それ……//」カアア 俺「いや、待ってくれ! 起きたら服がなくって!たまたまその娘が入ってきちゃって!」 リーネ「わ、私は何も見てません! 何も見てませんから……////」プシュー ペリーヌ「わ、わかりましたから早く服を着て下さいな!」プイ 俺「それが、どこにあるんだかわからないんだ……俺もどうしたらいいか」 ペリーヌ「ああもう! お待ちになって! 少佐に聞いてきますわ! だ、だから」 俺「だから?」 ペリーヌ「それまでその下劣なものを隠していなさい!」タタタ 俺.oO(泣きたい) リーネ「見ちゃった……見ちゃった……////」プシュー ー ー???ー リーネ「……////」プシュー エイラ「サーニャを見るナこの変態ー」ガルル サーニャ「エイラ……あの、すいません」 俺「いえ……」 エイラ「サーニャは悪くないダロ!」 俺.oO(酷い言われようだ) 坂本「わっはっは! 災難だったな、客人!」 俺「いえ……」 坂本「昨日真夜中に浜辺で倒れているのを見付けた時はどうしたものかと思ったが……」 宮藤「でも、何事もなくて本当に良かったです!」 ペリーヌ「十分ありましたわ……大体貴方、何なんですの? 大方何か馬鹿なことでもしてたんじゃありません?」 ペリーヌ「浜辺で一人、裸で倒れてたなんて……どう考えても普通じゃありませんわ」 宮藤「ペリーヌさん、そんな言い方しなくても……」 ペリーヌ「わ、私はただ……っ!」アセアセ エイラ「私も普通じゃないと思うけどナー」ボソ サーニャ「エイラ……なんでそんなこと言うの?」 エイラ「え、う……ゴ、ゴメンナ……サーニャ」オロオロ リーネ「見ちゃった……見ちゃった……////」プシュー ルッキーニ「ご飯おーいしー」ニコニコ 俺「いえ、本当にありがとうございます。自分でもなんでこんなことになったのか……」ポリポリ バルクホルン「大方、酒でも飲み過ぎて酔っ払って海にでも落ちたのだろう!全く人騒がせな」ブチブチ エイラ「運が悪けりゃ今頃海の底ダナ」ヤレヤレ 宮藤「飲み過ぎは身体に毒ですよ。それに、坂本少佐が見付けてなかったら、今頃は……」 俺.oO(考えたくもないな。もっとも全く現実感がないが……まるで夢を見ているような気分だ。それにしても) シャーリー「まあいいじゃないか、そこまでカッカしなくても。これだからカールスラント軍人は……」 バルクホルン「なんだとリベリアン!」 エーリカ「……まーた始まった」ヤレヤレ バルクホルン「……兎に角! ここは軍隊だ! 関係者以外が立ち入るべき場所ではない! 」 バルクホルン「朝食くらいは多目に見てやるが、それを食べたら即刻出て行ってもらうぞ! 大体、貴様はどこの誰なんだ!」 俺「……」 俺「……それが全く思い出せないんです」 バルクホルン「……何だと? それはつまりどういうことだ?」 宮藤「自分の名前がわからないんですか?」 リーネ「見ちゃった……見ちゃった……////」プシュー エーリカ「もしかして、それって記憶喪失ってやつかな?」 サーニャ「そんな……」 エイラ「……」ツーン シャーリー「マジかよ……」 俺「いえ、自分の名前はわかります。……すいません、こんなに世話になってしまったというのに、名乗り遅れました。俺と言います」 坂本「俺、か……名前からするに、どうやら扶桑の出身のようだが……」 宮藤「それ以外には何も覚えてないんですか……?」 俺「はい……私は何者なんでしょうか?」 エイラ「扶桑の出身の割には見た目はそれらしくないナー」 バルクホルン「見た目は欧州の国の人間のようだが……」 シャーリー「まあそういうこともあるんじゃないか?」 坂本「普通に考えれば両親のどちらかが扶桑の人間なのだろうな。 扶桑から来たのか、元々ロマーニャの生まれなのかはわからないが……」 リーネ「見ちゃった……見ちゃった……////」プシュー ペリーヌ「リーネさん、いい加減に正気に戻りなさいな」パチン リーネ「見ちゃっ……ハッ! い、いえ!見てません! 私見てませんから!」ブンブン リーネ「……え? あ、あの……」 シーン リーネ「……//」カアア ペリーヌ「はぁ……で、どうしますの? どうやら行く当てもないようですし」 バルクホルン「普通に考えればしかるべき組織に引き取ってもらうべきだろう」 エーリカ「警察?」 バルクホルン「そうなるな」 坂本「しかし、身元がわかるなら兎も角、わからなければ警察も身元不明人を署に何時までも置いてはくれんだろう」 バルクホルン「そう言われると、そうかもしれないが……」 ペリーヌ「貴方、車の運転は?」 俺「わからない……できるかもしれませんが……」 ペリーヌ「ここから街へは随分と離れていますから、一人で歩いて行ったら夜中になってもたどり着けるかどうかわかりませんわね……」 エーリカ「ねーねー、それよりさー」 俺「はい」 エーリカ「俺、道、わかるの?」 俺「あ……」 ペリーヌ「もしかしたらですけど……ご自分の今いるこの国についても、本当は曖昧なんじゃありませんの?」フウ 俺「……すいません」 ミーナ「困ったわね……」 バルクホルン「うむむ……」 ミーナ.oO(……) ルッキーニ「だったら!」ガバッ シャーリー「ん、どうしたルッキーニ?」 ルッキーニ「ここにいればいいじゃん!」 エイラ「ウエエ……」 サーニャ「エイラ……」 坂本「国や警察に連絡は取るとしても、身元がわかるまではそうするしかないだろうな」 バルクホルン「仕方がない……」 シャーリー「案外あっさりわかるかもしれないしな」ニコ 坂本「その可能性の方が高いだろう」 エイラ「ちょっ! こいつ部外者だゾ! どんな奴かもわかんないのに、何もそこまで面倒見なくたってイイダロー!」アセアセ サーニャ「……」ジー エイラ「う……わ、わかったヨ……」 エイラ「その代わり、サーニャに何かしたらただじゃおかないカンナー!」 サーニャ「エイラ……」 坂本「決まりだな」 ミーナ「決まりね」ニコ 俺「しかし、これ以上お世話になるのはさすがに……」アセアセ ミーナ「気にしないで。私たちウィッチの仕事は市民を守ることなんだから」ニコ ミーナ「それより、自己紹介しなくちゃね。初めまして、私はミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ……」 俺「……」 ミーナ「……一応ここの第一責任者をしています。こちらが坂本美緒少佐」 坂本「坂本美緒だ。同郷同士……かどうかはまだわからんが、これも何かの縁だろう。宜しく頼む」 バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルンだ。階級は大尉。この女は……」 シャーリー「シャーロット・E・イェーガーだ。……まあ、そう気を落とすなよ。なんとかなるさ、きっとな」 バルクホルン「で、こいつが」 エーリカ「エーリカだよー」 サーニャ「……サーニャ・V・リトヴャクです」 ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマンですわ」 エイラ「エイラ・イルマタル・ユーティライネンだ! き、気安く話しかけるんじゃナイゾー!」 ルッキーニ「あたしはルッキーニだよ! ねえ、俺は虫好き? 虫好き?」ズズイ シャーリー「こらこら、後にしろよ。で、こいつが」 リーネ「リネット・ビショップです。あ、あの、朝は本当に失礼なことして……//」カアア 俺「いえ、俺が悪かったんです。あの時は気が動転してて、服も着てないのに気付かないなんて」 俺「ですから、こちらこそ申し訳ありませんでした。どうか気にしないで」 リーネ「……//」カアア 坂本「わっはっは! これで一件落着だな! さあ、宮藤、最後はお前だ」 宮藤「は、はい!」 宮藤「あの! 宮藤芳佳です。なんだか大変なことになっちゃいましたけど、俺さんの記憶が戻れるよう、私、頑張りますから!」 俺「……ありがとう」 ミーナ「これで全員お終いね」 坂本「さあ! 宮藤! リーネ! ペリーヌ! 早く朝食を食べて訓練に行くぞ!」 宮藤「は、はい!」 ペリーヌ「私はもう食べてしまいましたわ……」 リーネ.oO(どうしよう、何も食べてないのになんだかお腹いっぱい……) ー ー501隊基地 外ー 俺「さて、これからどうすれば……」 ミーナ「俺さん、良かったら基地内を案内しましょうか?」 俺「……いえ、俺なんかが基地のことを知ったって、使用がありません」 俺「それより、向こうで頑張っているあの娘たちに何か作ってあげたい」 宮藤「はぁ、はぁ」 リーネ「よ、芳佳ちゃん、待ってー」 ペリーヌ「な、情けないですわよ、お二人とも。ほら、俺さんも呆れて見てますわ」 宮藤「あ、本当だ! 俺さーん!」ブンブン 俺「やあ」ニッコリ リーネ「え、俺さんが……//」カアア 俺.oO(なんだか何時も顔を紅くしてるな、あの娘) 俺「みんな、凄いなあ! 応援してるからね!」 リーネ「は、はい! わ、私……私、頑張ります!」 宮藤「わ、リーネちゃん凄い顔真っ赤だよ、大丈夫?」 リーネ「え! う、うん…大丈夫……」 ペリーヌ「……やれやれですわ」 坂本「馬鹿者ー! お前たち! 余所見してる暇があるなら走らんかー!」プンプン 宮藤「は、はい!」 リーネ「ごめんなさいー!」 ペリーヌ「ほら、行きますわよ!」 ミーナ「……」フフッ 俺「若いっていいなあ」 ミーナ「あら、貴方だって十分若いじゃない」 俺「あっはは、そう見えますか? そう言われてみると、私は一体、何歳くらいなんでしょうね?」 ミーナ「ふふ、そうね……もしかしたらだけど、私と同じくらいじゃないかしら。何となくそんな気がする」 俺「ミーナさんと同じだなんて光栄です」ニコ 俺「……」 俺「……ミーナさんは、その……何故ウィッチに?」 ミーナ「あら、突然どうしたの? そんなに似合わないかしら」フフッ 俺「い、いえ……! そんな……!」 俺「何故、でしょうね。何故だか、少し気になってしまって……失礼でしたね、すいません」アセアセ ミーナ「いいのよ、気にしないで」フフッ ミーナ「そうね……」 ミーナ「……」 ミーナ「誰かがやらなきゃいけないから……それだけ、かな」ニッコリ 俺.oO(……) 俺.oO(ミーナさん……) ミーナ「それで、あの娘たちに何を作ってあげるの?」 俺「もし宜しければですが、調理場へ案内してはいただけませんか?」 ミーナ「あら、料理ができるの? 」 俺「何となくですが、できる気がします」 ミーナ「でも、ここには今はお芋と果物くらいしかないけど、それでもいい?」 俺「お芋ですか……そういえば朝もそうでしたね、美味しかったなあ」 ミーナ「ふふ、お芋は好き?」 俺「上手く言えませんが、凄く馴染み深いような……もしかしたら私は農家の生まれなのかもしれませんね」 ミーナ「……そうね。そうなのかも」フフッ 俺「案内をお願いできますか?」 ミーナ「勿論よ、ついて来て」ニコ ー ー昼ー食堂ー エイラ「で、できたのがこれカ……」 サーニャ「……」 宮藤「俺さん凄いです! どれも凄く美味しそう……これは何て料理なんですか?」 バルクホルン「これは……カールスラントの田舎料理じゃないか。よくほとんど芋だけでこれだけ作れたな」 エーリカ「おいしーよー」モグモグ ルッキーニ「おいしーい! 私これ大好きー!」パアア シャーリー「あ、こら! ズルいぞルッキーニ! どれ…もぐもぐ、ん、美味いな! やるなー!俺ー!」 俺「いえ、そう言っていただければ嬉しいです。少しでもお役に立ちたかったので……」 ミーナ「そんなこと気にしなくたっていいのよ。でも、本当に美味しいわね、これ。手際も凄い良くって横で見てて驚いちゃった」パクパク リーネ「それはいいんですけど……」 ペリーヌ「問題は……」チラリ 坂本「ミーナ、これ、お前が作ったのか……?」 ミーナ「ええ、俺さんにだけ作らせちゃ悪いと思って、張り切っちゃった」ニコ 全員「「「「「「「「ごくり」」」」」」」」 エイラ(なあ、あれって食べ物なノカ?)ヒソヒソ ペリーヌ(そんなこと私に言われてもわかりませんわ)ヒソヒソ サーニャ.oO(お芋勿体ない……) エーリカ「……うぇぇ」 バルクホルン(そんな顔をするな、ハルトマン。お前の方が酷いだろうが)ヒソヒソ エーリカ(私は自覚してるもん)ヒソヒソ バルクホルン(お前はやたらと作りたがるからタチが悪いんだ。全く、普段はグータラな癖に……その度に病人が何人出たと思ってる)ヒソヒソ エーリカ(うう……言わないでよ、これでも反省してるんだからさー)ヒソヒソ バルクホルン(お前の料理を美味そうに食うのなんてミーナくらいのものだ)ヒソヒソ バルクホルン.oO(ああ、だからか……) シーン エイラ.oO(なんだか変な空気ダナー) 坂本.oO(ミーナ……) 坂本「よ、よし! 私が一つ頂こう!」ヒョイパク 全員「あ」 ペリーヌ.oO(少佐……) 坂本「う……」 坂本「う、まい……ぞ……」ニコニコ シャーリー.oO(顔真っ青だよ) バルクホルン.oO(食べないで良かった……) ミーナ「あら大丈夫、美緒。具合悪いの?」アセアセ 坂本「だい、じょうぶ、だ……どれ、もう一つ……!」ゼエゼエ ペリーヌ(少佐!いけません!)ヒソヒソ 坂本(止めるなペリーヌ! 私はこんなことでは負けん!)ヒソヒソ ルッキーニ「うえー、何これ、まっじゅい……」ボソ シャーリー.oO(おおおおおおおおおい!! ルッキーニーーー!!) ミーナ「……え?」 俺「うん、ミーナさんの料理、とても美味しいですね。さすがです」パクパク 全員「「「「「「「「えーーーーーーーーー!!」」」」」」」」ガバ ミーナ「あら、そう? 久しぶりに腕を振るって良かった」ホッ! 俺「?? どうしたんですか? 皆さん?」パクパク 坂本「い、いや……」アゼン エーリカ「なんともないの? 俺?」オソルオソル 俺「はい? いえ、なんのことかさっぱりですが……」パクパク シャーリー.oO(すげえ、平然な顔して食ってる!) ルッキーニ.oO(そんなに美味しかったかなあ) ヒョイパク ルッキーニ.oO(……うぇぇ) 宮藤.oO(俺さんかっこいい!) キラキラ リーネ.oO(俺さん……//) ポッ ペリーヌ.oO(ある意味凄い人ですわ……) エイラ.oO(こいつ本当に大丈夫ナノカ) サーニャ.oO(お芋……) 坂本.oO(私の行動は一体……ハッ! いかんいかん!) バルクホルン.oO(変わった男だ……) エーリカ.oO(それにしても) チラ ミーナ「うん、我ながら大成功! ほら、みんなも早く食べないと俺さんの作ってくれた料理が冷めちゃうわよ」ニコ エーリカ(……これはこれで普通なのかなー)ボソボソ バルクホルン(いや、普通ではないだろう)ボソボソ 俺「美味しいですねー」ニコニコ ミーナ「ええ、本当に美味しいわ」ニコ ルッキーニ.oO(やっぱりこっちの方が美味しい……? うにゅー?) モヤモヤ ー ー夜ー俺の部屋(旧空き部屋)ー 俺「もう夜か……今日は大変だったな……」 俺「これから、何をどうしていけばいいのだろう」 俺「……」 ランーランーランー 俺「おや、この歌は……」 俺「……」 俺「いい歌だな……」 ランーランーランー ー ー翌日ー ー朝ー501隊基地 俺の部屋ー 俺「料理を教えてほしい?」 リーネ「は、はい! 私あまり得意じゃなくて……本当はいつも芳佳ちゃんの足を引っ張ちゃってて、それで……」アセアセ 俺「宮藤さんはきっとそんなことは気にしていませんよ」 リーネ「そ、そうかもしれません…… 芳佳ちゃん、優しいから。そ、そうじゃなくて! あ、あの……」 俺「……」 俺「構いませんよ」ニコ リーネ「あ……//」カアア 俺「そんなことで恩返しができるのなら、お安いものです」ニコ ー ー調理場ー 俺「これを、こうして……」 リーネ「こうですか? ……あ」 俺「どうしました?」 リーネ「な、なんでもありません!」 リーネ.oO(手、触れちゃった//) カアア 俺「???」 ペリーヌ「リーネさんってあんな優男がタイプでしたのね」コッソリ 宮藤「リーネちゃん頑張れっ!」コッソリ ミーナ「あらあら」ウフフ ミーナ「……」 エーリカ.oO(私も教えてもらおっかな) バルクホルン「何をやってるんだお前ら……」ヤレヤレ シャーリー.oO(これはひょっとするとひょっとするかもな) ニシシ ルッキーニ「何笑ってんのシャーリー??」 エイラ.oO(こいつらはダメダナー) サーニャ.oO(……眠い) ー ー昼ーロマーニャ首都 ローマー 俺「はぁ……」 俺.oO(あれからミーナさんたちに連れられて、警察署でそれらしい行方不明者の届け出がきていないか調べてはもらえたが……該当はなしか) 俺.oO(他にも隊の皆さんが作ってくれたビラも置いてもらえたし、一応警察の方でも捜査はしてくれることになったが……) 俺.oO(なんだろう、何かが違う気がする。多分俺はこの街に初めてきた、いや、この国にも初めて来たのかもしれない。わからないがそんな確信がある) 俺.oO(こんなにもお世話になってしまっているのに手がかり一つ思い出せない自分が情けない) 俺.oO(俺は一体どこからきた誰なんだ……?) リーネ「俺さん……」 ミーナ「そう気落ちしないで。きっと大丈夫よ、ね?」 俺「……ありがとうございます。しかしこんなにもお世話になってしまっているのに、自分では何一つとして思い出せないなんて」 ミーナ「まぁまぁ、それよりも今はとりあえずもう一つの目的を済まさなければね」 リーネ「芳佳ちゃんたち、どこに行ったんだろう……」 俺.oO(そうだ、本来の目的は軍の買出しだったんだった) シャーリー「おーい! 中佐ー!」 宮藤「リーネちゃーん! 俺さーん!」 リーネ「芳佳ちゃん!」 俺「やあ、美味しそうなケーキですね」 ミーナ.oO(あの娘たちったら……) ミーナ「貴方たちね……本来の目的は……」 宮藤「ほら! リーネちゃんにもあげる! とっても美味しいよ」 リーネ「ええー、でも、でも……」チラ シャーリー「まぁまぁ、いいじゃないか、な? 中佐?」 ミーナ.oO(……) フウ ミーナ「全く、仕方ないわね……私にも一口ちょうだい?」フフッ リーネ「うわあ……本当に美味しい。美味しいね芳佳ちゃん!」パアア ミーナ「本当……とっても美味しい!」 シャーリー「だろー? ほら、俺も来いよ!」 俺「……」ニコ ミーナ「……ところで、さっきからずっと気になってたんだけど、ルッキーニさんはどこ? 姿が見えないけど……」 宮藤「あ……」 シャーリー「あー、それはだな……」 ウォーーーーーーーーーン……! 俺.oO(サイレン……?) ミーナ「待って!」 シャーリー「これは……」 宮藤「ネウロイ!?」 俺「ネウロイ……!?」 俺『ネウロイ?』 坂本『ああ、突如として我々人類の前に現われた、人や大地を汚染する瘴気を撒き散らし、今も人類を襲撃し続ける倒すべき侵略者……それがネウロイだ』 坂本『そんなネウロイたちと戦うのが我々ウィッチだ。ウィッチはネウロイの放出する瘴気から魔法で身を守ることができる唯一の存在。ネウロイと戦うことのできる人類の希望だ』 俺『魔法、ですか……』 坂本『うむ、我々ウィッチは魔法の力によって、多くの重い武器を持ち、本来破ることのできないネウロイの装甲にダメージを与えたり、ネウロイの放つ攻撃からシールドを張って身を守ることができる』 坂本『本来なら飛行やシールド、身体能力の強化は訓練された一部のウィッチにしか使えない。それを容易に可能にするのが、我々ウィッチの魔力を増幅させる魔導エンジン、それによって駆動されるストライカーユニットと呼ばれる機械装置だ』 坂本『我々501隊ストライクウィッチーズは飛空脚と呼ばれるストライカーを脚に装着し、空を舞って襲い掛かるネウロイたちと戦っている』 坂本『それだけではない。各自ウィッチだけが持つ特別な魔法もある。……そうだな、実際に見せた方が理解がし易いだろう』 坂本『……』ピラ 俺『眼帯を……目が……光り輝いて……!』 坂本『ああ、これが私の固有魔法である魔眼だ。本来は外からは見ることのできないネウロイのコア……心臓のようなものだな、それを装甲の上から発見したり、常人には見えないような遥か遠くにあるものを見渡すことができる』キィーン 坂本『もっとも、人間のお前を見たところで身体の中の臓器を覗いたりはできんがな。視力以外については、あくまでもネウロイに限っての能力だ』キィーン 坂本『他にも宮藤がお前を助けたように治癒魔法を使えるものや、我々の隊のエースであるハルトマンやバルクホルンのように大気を操る魔法や、身体能力を増化させる魔法を使えるものもいる』キィーン 坂本『ウィッチの多くは女で、魔法力は10代をピークに年齢と共に失われていく。……宮藤の一族のような例外も稀にいるがな』 坂本『私たちウィッチはこれらの能力を使ってネウロイと日夜戦っているのだ』 俺『……』 坂本『ネウロイという名の忌むべき侵略者共とな……』 俺「これが……ネウロイ……」 シャーリー「おいおい、 凄いタイミングだな……」 ミーナ「俺さんは今すぐ安全な場所に避難して! ストライクウィッチーズ……出撃します!」 ー ルッキーニ「待ってて! ロマーニャの街はあたしが守る!」 ー ブーーーーーーーーーン ドパパパパパパパパパッ! 俺「凄い……これがウィッチーズの力……」 俺.oO(ネウロイを圧倒している!) 俺.oO(クソ! こんなところでじっと見ているしかできないなんて……) 俺.oO(……) 俺.oO(それにしても、不思議なものだな……) 俺.oO(本来は敵対していても不思議ではなかったはずの世界各国のウィッチたち……それがネウロイという共通の敵が出現したことにより、こうして手を取り合って戦っている……) 俺.oO(人間とネウロイ、か……) ー ー夜ー501隊基地 俺の部屋ー 俺.oO(あれから色々とあったが無事に帰ってくることができた) 俺.oO(もう夜か……) コンコン 俺.oO(……?) 俺.oO(誰だろう) カチャ ミーナ「……」 俺「ミーナさん?」 ミーナ「少し、いいかしら?」 俺「……はい」 ミーナ「ありがとう」ニコ 俺.oO(どうしたんだろう) ミーナ「今日はごめんなさい、戦いに貴方を巻き込んでしまって」 俺「いえ、そんな……それより皆さん、やっぱりウィッチなんですね」 俺「さっきまで色々な話をしていた女の子たちが、目の前でネウロイと戦っているのに、……男の俺がただ見ていることしかできないなんて……情けないです」 ミーナ「……そんなことないわ。それに、俺さんは私たちみたいな軍人じゃない」 ミーナ「何も気に病むことなんてないのよ」 俺「ミーナさん……」 ミーナ「ここにいる間だけでいい、あの娘たちと、仲良くしてあげてね」ニコ カチャ……パタン 俺.oO(行ってしまった) 俺.oO(仲良く、か……) 俺.oO(……) 俺「……」 俺.oO(今日は歌は聴こえないな……) 俺「……」 ー 海岸に倒れていた俺 2へ続く
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目次に戻る 俺「ストライクウィッチーズだぁ?」 184-203 『ただ今は、一人の為に』 その1 その2 ※この21話はプロットの中でも最もウィッチーズの出番の少ない回です。この前半は、ウィッチが出て来ません ※20話よりもネウロイさんが喋りまくっちゃってます。(ちゃんと理由あるけど)でもネウロイが喋るのはこれっきりです ※多分今回が厨二戦闘のピークです。いつもやりたい放題すまぬ・・・ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 184 :試作な俺-21話-ただ今は、一人の為に:2011/05/11(水) 11 25 28.52 ID Gg6QmikaO 推進BGM的な物 <ローマ・市街地> 普段は平和な筈のローマの街。度々ネウロイの脅威に晒されながらも、人々が力強く生きる『強い街』 その上空で現在、激突している2つの影が居た 人型ネウロイ「―――――――!」 ビシュゥン! 俺「ハッ!」 サッ 隙を突いてバルクホルンをローマまで拉致し、俺を誘い出す為に彼女を傷つけた「人型ネウロイ」。 そして「拒絶反応」を引き起こしてカプセル内で眠っていた筈だったのだが、今こうして彼女の危機に駆け付けた「俺」 それぞれの「普通」を凌駕する2人(1人と1体?)が、美しい街並みのすぐ上で激闘を繰り広げていた 人型ネウロイ「――――――――――!!」 ビシュゥン! 俺「」 ギュオッ! 正面から人型が放ったビームを減速無しのロール軌道で回避。そのまま速度を落とさずに、一気に肉迫する 俺「そらぁっ!!」 バキッ! 振りかぶった右腕にテウルギストの加速を乗せ、そのままの勢いで顔面を殴り飛ばす 人型ネウロイ「――――!」 ベコッ…… 殴られた衝撃で人型の顔面装甲が少し凹む。 次に左のアッパーを叩き込み、そのまま連撃。 「牙」を使って強化した拳で何度も、頑強な金属の装甲を躊躇無く殴り飛ばす 人型ネウロイ「――――――――!」 ブンッ! 人型の反撃。左腕の大型クローを振るって俺を叩き落とそうとするが、テウルギストの急加速で軌道を変更して回避。 カウンターでもう一度顔面に右ストレートを叩き込み、その鉄の体ごとぶっ飛ばした ポタポタ・・・ 俺「あーあー、血ィ出ちゃってるよ。固ってぇみたいだなテメェ」 「牙」を肉体に使った反動で俺の両拳は傷つき、出血していた。滲んだ血液が雫となって、握りしめた拳の隙間から垂れていく 人型ネウロイ《残念だったな。これしきではダメージにもならん》 人型ネウロイの無機的な声が頭に響く。そう言いながら体を再生させ、凹んだ装甲はあっという間に元通りになった 前述したが、この人型はネウロイの中でも普通ではない。何せテレパスとは言え人との会話が出来るのだ。それに加えて多彩な攻撃方法を持つ、今までとは『異質』の敵だ 人型ネウロイ《無駄な真似はよせ。そんな脆弱な攻撃では、到底我々を倒す事など出来ん》 俺(”牙”じゃあ駄目か……) 現在俺はγ-グリフェプタンの服用効果の一つ、『肉体超強化』と、魔力変換の固有魔法の能力の一つ、破壊力を増す『牙』を使っている為、 素手の拳としては常人を超越した破壊力を生み出していた。 しかし、それでも『凹ませるだけ』なのだ。 これはパンチが弱いのでは無く、相手の防御が強いのである。特注の魔弾を使ったバルクホルンの攻撃も効果が薄かった為、小さいながらこの人型の固さは相当なモノなのだろう 俺「そうかそうか。それなら・・・」 俺「”尖牙”・・・・・!」 コオォォ…… 俺の両拳を包む魔力の青い光が、より強く輝きを増す 人型ネウロイ(あの光は・・・!) ビシュゥン! 本能的に危険を察知した人型は、輝きを増した拳を構えて突っ込んでくる俺をビームで迎撃する。 俺はそれをほぼ直角に回避。一瞬でビームに対しほとんど垂直になり、即座に再加速。人型に再度肉迫して拳を振りかぶり、そして─── バ キ ィ ! ! 人型ネウロイ「――――――――!?」 パキッ…… 先程までよりも盛大に人型はぶっ飛ばされる。そして殴られた箇所は大きくひび割れ、崩れて白い破片が散っていた 俺「どうした? ネウロイでも痛みは感じたりすんのかぁ?」 人型ネウロイ(装甲を抜けて来た・・・!?) 俺「テメェはスクラップ程度じゃ飽き足らねぇ……。跡形も残らねぇ程にしてやるよぉっ!!」 ギュオォッ! テウルギストを噴射し、人型に殴りかかる。更に破壊力の増した拳で、その存在すら消し去るような勢いで、怒涛の如く拳を叩き込む。ひたすら殴りまくる 俺「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!!」 ドガァ!! 人型の体を殴り倒し、地上へと叩き落としながらその落下中さえも執拗に攻撃し、最後には地面に突っ込むようにぶっ飛ばした。 ドッゴォーン・・・・・・! 人型が激突した事により石畳が砕けてモクモクと土煙が上がり、その姿が見えなくなる 俺「やったか? ・・・いや───」 187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 11 39 47.81 ID M/ixyF+q0 しえんぬ 188 :試作な俺-21話 支援ありがとう:2011/05/11(水) 11 42 19.39 ID Gg6QmikaO ジャキン! 人型ネウロイ「――――――――――!!!」 ギュオッ! 俺「そんなワケねぇよなぁ!」 ジャキン! 土煙を吹き飛ばしつつ、人型が俺に急接近。右腕に格納していた剣を取り出して襲いかかる。 俺は即座にブレイドライフルを抜き、斬撃モードに切り替えて迎え撃った ガキィンッ!!! 剣と剣。力と力のぶつかり合い。金属同士のぶつかる音と共に、火花が飛び散る 人型ネウロイ《・・・素晴らしい》 俺「あ"?」 鍔競り合いの最中に人型ネウロイが発したのは、そんな理解に困る言葉だった 人型ネウロイ《その獣のような闘争心、戦闘能力・・・。今までの中でも一頭地を抜いている。素晴らしい、やはりキサマは素晴らしい…!》 俺「・・・何言ってんだテメエ。トンじまったのか?」 人型ネウロイ《いいや、我々は正常だ。この上ない程にな》 俺(”我々”ってコイツの一人称か? ややっこしいなオイ) 人型ネウロイ《キサマは最高だ。我々の目に狂いはなかった。ずっとキサマを見てきたのだからな》 俺「はっ、はあぁぁ?」 予想もしていなかった人型の言葉に若干動揺しながらも、更に腕に力を込めるようにして人型を弾き飛ばす。 鍔競り合いが解除され、距離の離れた両者は再び剣を構えて対峙する 俺「この変態ストーカー野郎が・・・! 何故俺を狙う?」 人型ネウロイ《わからないか? ”怒りし者”》 俺「またその呼び方か……、訳のわからない名前で呼びやがって。話が見えねぇな」 人型ネウロイ《そうだな・・・・・》 人型ネウロイ《キサマは、我が同胞の”歌”を聴いただろう?》 俺「・・・お生憎様だが、俺はテメエらの歌なんて聞いた事はねぇな。断末魔の叫びなら何度も聞いてるけどよ」 人型ネウロイ《いいや、確かに聴いた筈だ。日輪の輝きも届かない月明かりの下、白い海の上、キサマの2人の仲間と共にな》 俺(月明かり、白い海、2人の仲間・・・?) 俺「!(ハッ) まさか、あの時の・・・・・」 〔『ネウロイの歌・・・』〕 〔『歌、これが・・・か?』〕 〔『15000・・・、例の臆病ネウロイで間違い、無さそうだな・・・くっ』〕 〔『じゃあこの歌は、その臆病ネウロイが歌っているのカ?』〕 〔『〓 ―〓〓―・〓 〓〓=〓♪〓〓~〓〓=〓〓×〓〓 〓 〓 〓 〓〓〓 〓〓〓 ~〓―〓〓 〓〓 〓~♪』〕 〔『・・・ッ!! 頭に・・・響くんだよッ! ざわざわと・・・・・叫んでばかりでええええっ!!!』〕 俺「ラフレシアの歌か・・・!」 (※11話) 人型ネウロイ《その時に我々にも感じられたのだ。キサマの中の秘められた力が。究極とも言える圧倒的な力が》 俺(・・・覚醒状態だった頃の力の事か?) 人型ネウロイ《我々の同胞・・・、ある一個体はキサマの力を解析し、自らの力として利用しようとした》 人型ネウロイ《また別の一個体は、眠っているとは言え脅威的な力を持つキサマの事を危険視し、排除しようとした》 〔『嘘・・・・・直撃のはずよ!』〕 〔(バスターライフルに耐えた?・・・・いや違う。光が奴に吸い込まれていくのが見えた)〕 〔『 ━━━━━━ ━━━ ━━━━ ━━ ━━━━ ━━━━━━━━━━━』 ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・!!〕 〔『っ! まさか・・・バスターライフルのビームを吸収したとでもいうのか!?』〕 〔『角つきのネウロイ・・・、速さで俺と戦る気かァ!?』 ギュオッ!〕 〔『――――――――!!!』〕 俺「……なるほどな、全部繋がってたって事か」 俺(ラフレシアが歌で俺の力を感じ取り、パトゥーリアはそれを解析して利用した。(※12話)レグナントは危険視して叩き潰そうとした(※18話)) 俺「・・・で、テメエは俺に何してくれるってんだ。トチ狂ってお友達にでもなりに来たのかい?」 人型ネウロイ《その通りだ》 俺「は……?」 キョトン 人型ネウロイ《我々の同志となれ、怒りし者》 皮肉で言った言葉に対する意外な返答に、思わず俺は面食らう 俺「・・・どういうつもりだテメエ」 人型ネウロイ《仲間になれと言っているんだ。キサマにはそう言う資格がある》 俺「資格?」 人型ネウロイ《同胞が歌でキサマの力を覗き見ていたその時、我々にも見えたのだ。キサマが心の奥底に押し殺しているモノがな》 俺「・・・・・・・」 人型ネウロイ《そんな感情を持っていながら、何故キサマは未だに人間と共に居る? 何故自分自身の事を誤魔化して、奴らと手を取り合って生きる?》 人型ネウロイ《そんな事をする必要はないだろう。我々と共に来て、その感情のままに全てを破壊し尽くしたいとは思わないのか》 俺「思わねぇな」 人型ネウロイ《・・・何故だ?》 俺「自分だけ不幸ぶるつもりはねぇよ。辛い事や悲しい事と一緒に生きているのは、誰だって同じ筈だ」 俺「確かに理不尽だと思う事はある。だが例え俺がどんな目に逢ってたとしても、それで無関係な人間を傷つけて良いって言う理屈にはならねぇだろうよ……!」 人型ネウロイ《感情を理性で抑え込むか……。人間のそういう所、我々には理解出来んな》 人型ネウロイ(ならば覗かせて貰うとしよう。キサマがその感情を持った原因を。それを抑え込んでいる理由を・・・!) ギュオォッ! 俺「!」 ガキィン!! 会話を中断し、突如人型が仕掛けた。俺は右腕の刀剣による一撃を、斬撃モードのブレイドライフルで受け止める 人型ネウロイ「――――――――――」 ブンッ、ブンッ 俺「ハッ!」 キィン! ガキィンッ! 即座に人型は追加攻撃。負けじと俺も反撃し、火花散らして丁々発止と斬り結ぶ ピッ・・・ 人型の刀剣が掠り、俺の頬に細い赤線を刻む ―――――――――――――――――――― 人型ネウロイ《・・・なるほど、キサマの事情と過去は理解した》 俺「あ"あ"っ!?」 幾度となく激しく斬り合った後、再び人型が話しだす 人型ネウロイ《不幸だな、キサマは》 俺「俺が不幸だと・・・?」 ピタッ 人型ネウロイ《キサマは縛られた存在だ。自由を失った命など、何の意味も持たない》 俺「! テメエ・・・、俺の記憶を!」 人型ネウロイ《人間とは残酷なモノだな。同族を改造して兵士にしてしまうとは・・・。いや、キサマの場合は消耗品か。哀れだな》 俺「ネウロイに同情なんかされたくねぇよ。テメェとは殺し合ってる方がよっぽどマシだね」 人型ネウロイ《だが、我々がキサマを自由にしてやろう》 俺「・・・は! テメエに助けなんざ頼んだ覚えはねぇよ」 人型ネウロイ《虚偽の勇気を口にするな。我々の同志となれ。そうすればずっとキサマを苦しめて来た呪縛を解き放ってやる》 俺「デタラメな事を……!」 人型ネウロイ《出来る。自らの意志で”生きる”自由も、選択するという自由も、使い切られる恐怖や起爆の恐怖に怯えないで済む自由も、全部キサマにくれてやる》 俺「! ・・・自由になれるってのか」 人型ネウロイ《そうだ。自らの運命に抗いたいと言うのならば、我々と共に来い。繋がらない未来の為に戦う義理は無い筈だ》 人型ネウロイ《いいか、これが最後のチャンスだ。もう一度言うぞ》 人型ネウロイ《我々の同志となれ、人間》 俺「・・・・・・・」 196 :試作な俺-21話:2011/05/11(水) 12 12 12.68 ID Gg6QmikaO 俺「・・・ふ、くくっ、ははは…………」 俺「あはっ、あっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっ!!!」 突如俺は、狂ったように笑い始める 人型ネウロイ《・・・・・・・》 俺「はは、ははははは…………。遅え。遅すぎるんだよオマエ」 人型ネウロイ《遅い・・・?》 俺「せめて後五年・・・いや、三年早かったのなら、俺はオマエの誘いに乗って、やりたい放題に力を振るっていたんだろうな」 俺「……だけど、それはもう有り得ねぇ話だ」 人型ネウロイ《・・・何故》 俺「答えは簡単だ、俺はこの世界が好きになっちまったんだ。アイツらが必死に守ろうとしているこの世界がな」 俺「もう俺に…………この世界は壊せねぇよ」 人型ネウロイ《たったそれだけの理由で、自らの未来を捨てる気か?》 俺「ネウロイとしての未来なんざいらねぇ。だったら俺は、最後の最後まで走り抜けるだけだ」 俺「”怒りし者”でも、”プロト01”としてでもない……。ストライクウィッチーズの”俺中尉”としてな!」 197 :試作な俺-21話:2011/05/11(水) 12 17 56.43 ID Gg6QmikaO 人型ネウロイ《そうか、勧誘失敗か・・・。残念だ》 ジャキン! 俺「大体、俺がテメェの仲間になる訳ねぇだろ」 ジャキン! 人型ネウロイ《敵になると言うのならば仕方ない》 俺「最初に言ったよな? 相手が誰だろうと関係ねぇって」 人型ネウロイ《我々の脅威となる者は─────》 俺「俺の大事なモンに手ェ出すのなら─────」 人型ネウロイ《排除する!》 俺「ぶち殺す!」 ガ キ ィ ン ッ ! ! 両者が再び激突した。衝撃が走り、空が震える 人型ネウロイ《キサマは相当皮肉な運命を辿っているようだな! 我々には見えたぞ!》 俺「同情とかやめてくんない? ネウロイなんざに哀れまれるとか死にたくなるね!」 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 12 19 35.94 ID aoCLmeoG0 支援 199 :試作な俺-21話 支援感謝です:2011/05/11(水) 12 23 09.14 ID Gg6QmikaO 人型ネウロイ《そうではない。キサマ自身も忘れてしまっている事だ》 俺「! 俺が覚えて無い記憶まで見えたってのか・・・」 人型ネウロイ《教えてやろうか? 実は過去のキサマは───》 俺「聞かねぇよ!」 ズガァッ! 人型ネウロイ《くっ・・・そうか!》 ローマの街。そのすぐ直上で、俺と人型は死闘を繰り広げる。 ふと眼下の公園に目を向けると、こちらを見上げるウィッチAと、その横で未だに気を失っているバルクホルンが見えた (トゥルーデ……) 脳裏に浮かぶは彼女の笑顔。思い返すのは彼女の温もり (そうだ。もう……何もいらない) 耳に残るのは彼女の声。思い出すのは彼女の優しさ (過去も未来も必要ない) 思い出すのは彼女と共有した時間。とても大切な思い出たち (ただ今は・・・1人の為に!!) 唯一残された記憶を支えにして俺は今、眼前の闇に挑むのだった 200 :試作な俺-21話:2011/05/11(水) 12 29 02.32 ID Gg6QmikaO 人型はビームとクローと刀剣。俺はブレイドライフルの射撃と斬撃を使い分け、互いを滅しようと猛攻撃を仕掛ける。 ローマの街に、不気味な金属の激突音が鳴り響く ガキン! ガキィンッ! 人型ネウロイ《キサマは判断を誤ったな。我々は救いの手を差し伸べると同時に、キサマに復讐の機会を与えたというのに》 人型ネウロイ《それをキサマは・・・自らかなぐり捨てた!》 ズガァッ! 俺「いらねえ。必要ねぇ。そんな理屈はどうだっていいんだよ……!」 俺「テメェはやっちゃいけない事をやった、だからぶっ殺す。それだけだ!」 ズガァッ! 人型ネウロイ《『やっちゃいけない事』・・・それは、あの女の事か?》 俺「……」 ピクッ 人型ネウロイ(フン、図星か……) 人型ネウロイ(こういう直情型の人間は、少し揺すってやれば簡単に隙を見せる……!) 人型ネウロイ《見物だったぞ? ちょっと他の人間を攻撃してやったら、世界第二位とあろうものが『やめてくれ』と涙を流しながら、この我々に懇願したんだ》 俺「・・・・・・・」 人型ネウロイ《何も出来ずに大事な物を壊され心を折られていく絶望の表情……最高だった。だがそれも奴自身の無力が招いた事。弱いというのは罪なものだな》 俺「・・・・・・・」 人型ネウロイ《一気に殺したりせず、じわじわと肉体と精神の両方を痛めつける……。我ながら酷い事をしたものだ》 人型ネウロイ《いっそひと思いに殺してやれば良かったんだ。 ・・・そう例えば誰かさんの”オトモダチ”のように、『 左 半 身 を 消 し 飛 ば す 』とかしてな!》 俺「……」 ピクッ 人型ネウロイ《死んでしまえば醜態を晒さずに済む。同列にただの肉片になってしまうんだ。”世界第二位”だろうと、”見習いウィッチ”だろうとな》 人型ネウロイ《なぁ、そうは思わないか…………? 『 ゼロ 』》 『記憶を読み取る事が出来る』。それはこのように、他人に触れて欲しくないトラウマや心の領域にも、易々と侵入を許してしまう事であった 俺「・・・おい。さっきからソレは挑発しているつもりか?」 人型ネウロイ《おっと、流石にこんなのは安過ぎるか》 人型ネウロイ(いかん、挑発が露骨過ぎだったか……) 俺「いいや……そうでもねぇよ…………」 ギュイーン・・・・・ 俺「効果は抜群だクソ野郎おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!」 ギュオッッ!!! 人型ネウロイ(! 速い!?) ズ ガ ァ ッ ! ! 人型ネウロイ《・・・ちぃ!》 人型ネウロイ「―――――――!」 ブンッ! 俺「せやぁ!!」 サッ、ブンッ! ズガァッ! 人型ネウロイ「―――――――!」 ブンッ! 俺「はン!」 サッ 俺「うらぁ!!」 ブンッ! ズガァ!! 人型ネウロイ《キサマ・・・!》 俺はブレイドライフルの斬撃モードで、執拗に何度も何度も斬りつける。 人型もやられっぱなしでは無くクローで反撃するが、まるで当たらない。 航空機と言う枠から外れた、テウルギストの異常にハイスペックな機動力・運動性能で全て回避し、一方的に猛攻撃。人型が斬られる度に光る破片が飛び散る 人型ネウロイ(馬鹿な・・・。この男、隙を見せるどころか益々動きが正確になっている。怒りが本来の力を凌駕させているだと・・・?) 人型ネウロイ(こいつに挑発は逆効果だったか・・・!) 俺「欠片も残さねえぇっ!!」 ブンッ! ズガァッ!! 人型ネウロイ(調子に乗って・・・!) 再度人型に刃が直撃し、装甲を抉り破片を飛び散らせる しかし─── ブレイドライフル「」 ビキッ、バキイィッ………… 俺「! ブレイドライフルが……」 人型ネウロイ《はは、ははははは!》 威力を上げるのに魔法力を注ぎ込み過ぎてしまった為、耐久力を超えたブレイドライフルは、ボロボロになって朽ち果ててしまった 人型ネウロイ(勝った・・・! あの背中の大型ライフルは・・・バスターライフルは、とてもこんな街中で撃てるような代物ではない) 人型ネウロイ(つまりコイツは、攻撃の手段を無くした事になる。我々の勝ちだ!) 俺「流石にこの大きさに、”尖牙”はやりすぎだったか…………」 俺(ごめんな・・・) 《ったく、何やってんだよ》 俺「! てめえ……」 その時、俺の頭の中に声が響く。だがそれは、目の前で勝ち誇る人型の声ではなかった その2へ
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魔力の泉1 俺「ストライクウィッチーズだな」 作者 ID nrT6UYYf0 583 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 28 52.91 ID nrT6UYYf0 SS初挑戦の未熟者が 中途半端にさわりだけ投下してみる 584 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 30 44.25 ID nrT6UYYf0 ミーナ「皆さん、明日、午後よりこの基地にリベリオン陸軍の新兵器実験部隊が派遣される事となりました ウィッチ1名、及び研究員等6名が来ることになっています 実戦に組み込むかは状況次第ですが、一緒に寝食を供にする事になると思いますので 皆さん、よろしくお願いしますね」 ザワザワ 坂本「随分突然だな」 ミーナ「一応、ここも前線基地だからじゃないかしら?」 坂本「どんな奴がきても、未熟者なら私が鍛えなおしてやるさ」ワーハッハッハッハ 芳佳「ねぇねぇリーネちゃん、どんな人が来るか楽しみだね」ワクワク リーネ「怖い人じゃないと良いけど・・・」オドオド ペリーヌ「騒がしくない方であればどうでもいいですわ」フンッ バルクホルン「新兵器か楽しみだな」ワクワク エーリカ「トゥルーデってば、新しいの好きだねー」ニシシッ シャーリー「面白そうな奴だと良いけどなー」ワクワク ルッキーニ「うじゅー・・・おなかすいたー」グー エイラ「サーニャは私が守ル」ムンッ サーニャ「ふわぁ・・・zzz」コクリコクリ 585 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 34 50.13 ID nrT6UYYf0 ミーナ「えー・・・本日より、ウィッチが期間派遣されてきました」 ミーナ「俺大尉・・・」 俺「今回、新型ストライカー及び新兵器の、運用耐久テストを行うため リベリオン陸軍特殊兵器開発実験部隊より派遣されてきました 俺大尉であります 派遣期間は未定でありますが、よろしくお願いいたします あと、階級は大尉ですが気楽に俺と呼んでください」ペコリ ザワザワ・・・ザワザワ・・・ (・・・男の子?・・・カワイイ・・・) (・・・後ろのメイド服を着た女性は一体?・・・) (・・・それより・・・なんでストライカーはいたまま!?) (・・・尻尾の先がふさふさ・・・ライオンだー) (・・・後ろの女の人、グラマーだなぁ・・・) (・・・サーニャは私が守ル・・・) 586 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 37 22.26 ID nrT6UYYf0 ミーナ「えー、皆さんいろいろと聞きたいことは有ると思いますが・・・」チラッ 俺「俺の方から説明いたします」 俺「まず、俺は先天性の異常で魔力が膨大に溢れ出るという異常を持っており 常時ストライカーなどで魔力を消費していかないと身体に異常が起きてしまうのです」 俺「幼い頃にその異常のせいで歩行をすることが困難になったため ストライカーをはずして活動する際の補助役が必要となりました」 メイド「どうも俺大尉の補助役のメイドと申します。お見知りおきください」ペコッ ミーナ「では、俺くんにはこの基地を知ってもらう事にしましょう 宮藤さん、お願いできるかしら?」 芳佳「は、はいっ」 ミーナ「それでは、各自、自己紹介して解散 坂本少佐とバルクホルン大尉は後で私の部屋に来て」 坂本「わかった」 バルクホルン「了解」 588 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 39 41.19 ID nrT6UYYf0 芳佳「宮藤 芳佳軍曹です」ペコッ 俺「宮藤軍曹、よろしくお願いします」 芳佳「それじゃあ、まずは食堂から案内しますね」 芳佳「ここが食堂です。いつもは私とリーネちy リネット・ビショップ曹長が主に食事を作っています」 メイド「なかなか使い勝手の良さそうなキッチンですね 今後は私も使ってもよろしいですか?宮藤様」 芳佳「もちろん良いですよー・・・あと、宮藤様は恥ずかしいです」 メイド「では、どのようにお呼びすれば?」 芳佳「芳佳でいいですよ」 メイド「では芳佳様、本日よりお手伝いさせてもらいますね」 芳佳「お願いします・・・様付けは・・・」 メイド「治しませんよ」キッパリ 芳佳「・・・そうですか」アセアセッ 589 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 41 45.54 ID nrT6UYYf0 バラバラバラバラバラバラ・・・・ 芳佳「なんだか外が騒がしいですねー」 俺「たぶんテスト用の新兵器が到着したようですね 宮藤軍曹、ハンガーの方に案内願えますか?」 芳佳「あ、はいわかりました」 ザワザワ・・・ガヤガヤ・・・ ブロロロロロォ・・・・ 整備士「オーライ、オーライ・・・・ストップ!」 主任「ご協力ありがとう。ここら辺一画を使わせてもらいます」 俺「主任さんも来たんですね」 主任「あら、俺くん。こんにちわ これは私が開発した物だもの、あたりまえでしょ」 芳佳「うわぁー、おっきなコンテナですねー」 590 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 43 48.40 ID nrT6UYYf0 主任「ここの基地の方かしら?」 シャーリー「なぁなぁ、このコンテナん中にどんなストライカーが入ってるんだ?」 芳佳「シャーリーさんいつの間に!!」 主任「そうねぇ、この中には私の情熱と英知と 趣味と実益の塊が入っているといっても過言じゃないわっ!!」 シャーリー(ぜんぜんわかんねーよ・・・) 主任「つ・ま・り、極秘よー」 シャーリー「どうせ、一緒に飛ぶ事んなるんだから、別にいいだろー」 俺「主任さん、早速ですが調整の準備に取り掛かってくれませんか?」 主任「まぁ、俺くんったら働き者ねー いいわ、第一コンテナハッチ開けてー」 研究員a「第一コンテナハッチ開きます」 591 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 46 17.19 ID nrT6UYYf0 ウィィィィィィィィィィィィィィィン ガチャン シャーリー「うぉぉぉ?何か変なの付いてるぞ?」 俺「あれは追加の推進装置です ちなみにジェット推進式を採用していますので 着用はしないように願いますよ」 シャーリー「ジェットには悪い印象しかないな」 俺「ジェットストライカーの事ですよね?」 主任「私の傑作をあんなのと一緒にしないでくれるかしら」 俺「そのストライカーは俺専用に開発された機体ですので 他の人にはマッチしないかもしれないですね」 主任「まぁ、俺くんの体質に合わせてあるからね」 シャーリー「体質?」 俺「今朝も言いましたが、魔力異常で魔力が溢れ出る体質のことですよ」 シャーリー「あぁ、そんな事言ってたな・・・ ストライカー自然に穿いてるんで忘れてたわ」 芳佳「あははは・・・私も忘れてました」 592 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 49 05.18 ID nrT6UYYf0 俺「それでは、メイドさん手伝ってください」 メイド「かしこまりました」 シャーリー&芳佳(うわっ、脚細っ、色白っ) 主任「さぁ、始めましょうか」 俺「いつでもどうぞ」 シュイィィィィィィィィィィィン パァァァァ 芳佳「私よりも大きな魔法陣だぁ」 研究員b「起動異常なし、出力安定しています」 主任「測定開始、試験飛行に移行してください」 俺「はい、これより試験飛行に移行します」 シャーリー「いよいよかー」 ヒュゥゥゥゥゥゥゥン ヒュゴォォォォ・・・・ 593 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 13 51 33.12 ID nrT6UYYf0 研究員b「離陸異常なし、このまま1000km/hまで速度上昇させてください」 シャーリー「流石、ジェット式早いな」 俺『了解、このまま加速します』 ミーナ「なんなの?この騒ぎ」 芳佳「あっ、ミーナさん、俺さんのテスト飛行ですよ」 ミーナ「あぁ、新型のストライカーの・・・」 俺『ただいま、1000km/hをマーク』 シャーリー「はやっ!!」 研究員b「このまま、限界速度1500km/hまで加速できますか?」 俺『了解、1500km/hまで加速します』 シャーリー「おいおい、1500km/hって、正気の沙汰じゃないぞ」 主任「大丈夫よ、データでは1500km/hまでは安定してるんだから」 597 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 14 00 14.85 ID nrT6UYYf0 研究員b「まもなく1500km/hに到達します」 俺『不安定な振動を感じます』 主任「・・・10秒後に減速開始して」 俺『了解・・・』 シャーリー「おいおい、本当に大丈夫なのか?」 俺(安定しない・・・でも10秒ぐらいなら!!) ギュォォォォォォォオォォオォオォォ・・・・ 研究員b「10秒経過、減速開始しました」 主任「んー、まだまだ調整不足ねぇ」 俺『減速完了、帰投します』 594 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/10/22(金) 13 54 15.34 ID uwu4HeviO 男はウィッチじゃなくてウィザードなんじゃないのか? 598 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 14 07 23.83 ID nrT6UYYf0 594 魔力を持っている者=ウィッチだと認識してたけど ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン・・・・・・・・・ メイド「お疲れ様でした」 俺「メイドさん、換装手伝ってください」 ミーナ(脚細っ色白っ・・・) 主任「俺くん、お疲れ様、良いデータが取れたわ」 俺「いえ、任務ですから」 シャーリー「なぁなぁ、1500km/hってどんな感じなんだ?」 俺「どんな感じ?・・・そうですねぇ・・・んー・・・ 強いて言えば、水の中を飛んでいるような、圧迫感というか 自由に飛べないもどかしさを常に纏っているような?」 主任「それは多分空気の層を纏っている所為ね 俺くん、今日はもう再調整に時間がかかるだろうから、また明日からお願いね」 俺「了解しました」 599 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 14 11 10.45 ID nrT6UYYf0 今回はコレだけです ちなみに俺専用ストライカーはGP-03を参照 要するに新兵器=デンドロが書きたいだけなのさwwww 600 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 14 15 38.09 ID nrT6UYYf0 ついでに設定 名前:俺 年齢:11歳 身長:148cm 誕生日: 階級:大尉 使い魔:ライオン パーソナルマーク:泉に向かって手招きしているライオン 固有魔法:超反応 心身及び各感覚器官を数倍に引き上げる 最大出力時には時間が止まっているように感じられる その他:魔力が膨大にあふれ出る先天異常(ただし魔力量は未知数) 幼少時に魔力異常により歩行が困難になる 常時、専用のストライカーを装備 両親とも軍関係者(父:兵器開発・母:エクスウィッチ) 祖母(父方の母)がウィッチ 通り名「マジック・オブ・ファウンテン」(魔力の泉) 603 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2010/10/22(金) 15 45 24.47 ID xwXy3SoRP 600 ファウンテンオブマジックじゃね? 606 名前: 魔力の泉 [sage] 投稿日: 2010/10/22(金) 16 30 34.82 ID nrT6UYYf0 603 おぅふ、魔力の泉だからファウンテン・オブ・マジックですね 指摘ありがとう 魔力の泉2 へ
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52 :氷男:2010/11/03(水) 17 50 07.40 ID qJzBHtS00 いったんここでとめます 駄文失礼しました 次回は「オペレーション・タラニス」です! あと2投下くらいで終わるのでこのグダグダSSにお付き合いくださいませ 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/03(水) 17 54 41.24 ID NepHgo85O 乙 次回も楽しみにしとる 464 :氷男。今日は寒いな。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 11 40 12.42 ID dRH1UHN/0 51から 二日後・・・ 艦で運ばれて俺たちはコルス島の近くにいた 空 エーリカ「うわ~なんか小さい要塞だね~」 ミーナ「あれまでどうにかしてたどり着かないとね」 俺「うおっ!海にでっけえ魚がいる!」 ルッキーニ「どれどれ?・・・あ、大きい~おいしそう!」 もっさん「おい、お前たち!緊張感なさすぎだ!むっネウロイが出てくるな・・・。」 シャーリー「ネウロイがくるぞ!」 ミーナ『ストライクウィッチーズ!!カストラを落とします!全機戦闘開始!!』 全員『了解!!』 466 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 11 45 40.84 ID dRH1UHN/0 エーリカ「やっちゃうよ~」ガガガガガ トゥルーデ「ハルトマン!少佐の道をつくるぞ!」ダダダダダダダダ シャーリー「ルッキーニ!いくぞ~!」ブン ルッキーニ「ひゃっほ~い!」ドガドガドガ バァン もっさん「押し通る!はあ!」ザクッザシュ 全員、固有魔法も使用しつつ、ネウロイをどんどん打ち落としていく このハイペースならすぐにたどり着けるな でもこんなに速いと別れがはやくなっちまう・・・ ペリーヌ「俺さん!少し離れてくださいまし!」 俺「了解」ヒョイ ペリーヌ「トネール!」バチバチバチ 俺「うおっかっけええ!どんどん落ちてく!さすがペリーヌ!」ガガガガ ペリーヌ「まったく///ほめてもなにもでませんわよ!」パパパパパパパ 467 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 11 51 04.79 ID dRH1UHN/0 エイラ「オイっ!サーニャもほめロヨ!」 サーニャ「そんなこといわなくてもいいってば・・・」ドシュドシュドシュン ボボボボ パリパリパリパリィン 俺「こっちもすげえ!サーニャもかっこいい、いや・・・かわいいぞ!」 サーニャ「あ、ありがとうございます・・・///」 エイラ「ムッ!」 芳佳「俺さんは剣使わないんですか?」ダダダダダダダ パキパキィン 俺「『今は』、銃で十分だ。芳佳もやるなぁ・・・。」ガガガガガガガガ 芳佳「私なんてまだまだですよ!リーネちゃんのほうがすごいですし!」 俺「あれは一朝一夕でできるもんじゃないからなぁ。リーネの狙撃の姿もかっこいいし」 リーネ「そ、そんな。俺さんもかっこいいですよ!」ドン カシャ ドン 俺「ははは!サンキュー!さて、もうカステラ、だったけ?その下についたぜ!」ガガガガ ミーナ「カストラです!」 ミーナ「坂本少佐お願いします、二人はあいたらすぐにお願いね。他の人はここで道を維持!」 468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 11 51 50.68 ID zIP05dum0 支援支援 469 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 11 56 33.61 ID dRH1UHN/0 もっさん「いくぞ・・・・・!切り裂け!烈風斬!!」」 バァン パキパキ シャーリー「なっ!烈風斬をうけて少ししか穴が開いてないぞ!なんて硬さだ!」 もっさん「くっ!ならもう一度だ!烈風z」 俺『待て少佐!俺もやる!俺がやつに叩き込む。そしてもう一度その傷に沿って少佐は烈風斬をつかってくれ!』 もっさん「わかった!」 俺「はぁぁぁぁぁ!」ピキピキ 身の丈大はある図太いブーメランを氷で作って投げ放つ 俺「くらっとけ!おらっ!」ブン シュンシュン ガガガバキィン もっさん「あれか!ぶちまけろッ!!烈・風・斬!」ドシュン 傷にそって青白い斬撃が這い、ネウロイ:カストラの球殻を斬り割る トゥルーデ「いまだ!」エーリカ「それ~」ヒューン 470 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 02 41.99 ID dRH1UHN/0 ミーナ「さて・・・みんながんばって耐えてね。」 ペリーヌ「くっ!そうはいっても・・・まるで竜巻のなかにいるくらいきついですわね」パパパパ エイラ「オマエはいたコトアルノカヨ!」ガガガガ ペリーヌ「たとえですわ、よ!」パパパパ パリィン ミーナ「(みんなかなりきつそうね・・・)バルクホルン大尉!ハルトマン中尉!まだかしら!」 トゥルーデ『少し敵が隠れていた。今撃墜している』 エーリカ『あと二機!・・・よし、いますぐこわすよ!』 バルクホルン『はあああああ!』ダダダダダダダ ・・・・・パキィン なにかが割れる音がした コアを破壊したのだろう 一気にネウロイ、カストラの体が雪のように白くなって崩れてゆく そして中からあの二人もでてきた 471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 12 03 45.77 ID zIP05dum0 wktk 472 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 08 16.74 ID dRH1UHN/0 あっけない 楽しい時間って短いな これでみんなといれるのも終わりかな 俺「ほかのネウロイも消えてゆくな・・・。」 ミーナ「作戦終了ね。全機、艦に戻るわよ。」 もっさん「ふう・・・烈風斬が一回効かなかったのは焦ったな・・・」 ミーナ「うふふ、私もちょっとだけ冷や汗をかいたわ。被弾した人、魔法力がない人から優先的に着艦をして。」 ~~~~ 俺「少佐。先にどうぞ。レディーファーストってやつです。俺が最後でいいですよ。」 もっさん「私をそんな風にあつかうとはな。ふふ、ありがとう」シューン 473 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 13 34.46 ID dRH1UHN/0 芳佳「あれ?俺さんなかなか降りてきませんね」 リーネ「どうしたんだろう?降りられないのかな?」 シャーリー「さすがにそれはないだろ・・・。」 ミーナ『俺さんどうしたのかしら?』 俺『みなさん本当にすみません。ここでお別れです。』 もっさん『おまえはなにをいってるんだ?はやく帰るぞ』 管制『こちら管制!ストライクウィッチーズへ!方位025から小型中型大型がいりまじったネウロイの大群が現在そちらに向かっています! このままだとあと5分ほどで接触。今すぐ戦線を放棄し、そこから撤退してください!』 もっさん『なんだと!?数は?』 管制『数え切れないほどです・・・。かなりの数としかいいようがありません・・・。』 もっさん『・・・ということは最初からこのカステラは我々を消耗させるだけのハリボテかッ・・・!』 474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 12 15 38.16 ID zIP05dum0 支援 475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 12 17 57.21 ID /DZNBSW00 よく見たらもっさんがカステラ言ってるwww 476 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 18 39.89 ID dRH1UHN/0 ザザッ 上官『俺、ストライカーユニットは片付けたぞ。これですぐには発進できない。最後の頼みは聞いてやったぞ。』 俺『ありがとうございます。本当にすみませんね。』 ミーナ『そちらはどなたかしら?所属と階級、名前を名乗りなさい。いったいどういうつもり?』 上官『すまない。A・H機密実験部隊所属。俺の上官の上官中佐だ。今回は俺の最後の頼みを聞いてやったんだ。 管制へ。戦線を放棄する。撤退だ。』 もっさん「最後の・・・頼みだと?」 ミーナ『俺さん!はやく降りてきてください!全速でここから撤退します!』 俺『間に合うわけありませんよ。もうそこまできています。このままじゃ全滅です。だから・・・』 ミーナ『!?だめです!それだけは許可できません!早く着艦を!』 俺『ははは!無理ですよ。もう覚悟してますよ。』 477 :氷男。『オペレーション・タラニス』。 475素で間違えとった、シリアスなのに・・・。:2010/11/04(木) 12 24 03.92 ID dRH1UHN/0 エイラ「どういうコトナンダ?」 サーニャ「・・・・俺さんは・・・私たちを逃がすためにネウロイの大群を一人で受け持つつもりよ・・・。つまり殿軍・・・。」 芳佳『そんな馬鹿なことやめてください!いくら強くても無理です!』 俺『ああ、馬鹿かも知れんな。だけどな、俺やることができたんだ。・・・・・この空っぽの人間にやりたいことができたんだ。』 エーリカ『・・・なにが俺をそこまで動かしてるの?はやく戻ってきなよ。』 俺『生まれてきて初めてだったんだ。『家族』以外に俺を認めてくれるやつがいたのは。やさしさを味わったのは。 この空っぽの中に何かが居座った。初めてだよ。なにかかも、命さえもすてて守りたいと思ったのは。』 俺『ありがとう。俺はみんなを守りたい。この想いで俺の中はいっぱいだ。』 シャーリー『俺・・・。』 上官『接触まであと4分だ。準備しろ。』 俺『了解。ははは・・・。みんな、いい男をもらえよ。俺みたいな男に引っかかるんじゃねえぞ。』 俺『あと・・・トゥルーデ、すまない。』 478 :氷男。『オペレーション・タラニス』。:2010/11/04(木) 12 30 07.99 ID dRH1UHN/0 トゥルーデ『おまえが二日前、突然あんなこと言い出したのはこのことだったんだな・・・。』 俺『・・・・・・。トゥルーデ、本当にすまない。俺は約束を果たす。』 トゥルーデ『・・・。そうじゃない・・・。俺は・・・・俺も・・・・私の守りたいものなんだ・・・。俺が死んだら約束を果たせないぞ・・・』 トゥルーデ『俺は言ったじゃないか、私と私が守りたいもの全部守ると。』 俺『・・・。そうだったな・・・。だが今回は俺は生きてかえる自信がない。ほんと悪い男だな、俺は。』 トゥルーデ『・・・ぬな・・・』ザザッ 俺『・・・ん?聞こえないんだが、インカムの調子が悪いのか・・・?』コンコン 480 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 36 12.19 ID dRH1UHN/0 トゥルーデ『死ぬな・・・生きろ・・・死ぬんじゃない!!生きて帰ってこい!!私のために、みんなのためにも生きて帰ってこい!』 俺『・・・・覚悟はできてるんだ。トゥルーデに恨まれるのもな。俺は弾丸だ。撃てば戻らない。』 トゥルーデ『ふざけるなっ!!なにが覚悟はできている、だッ!!』 トゥルーデ『聞こえないなら大きい声で言ってやる!!生きて!501に帰ってこい!生きて帰って私に姿をみせろ!!』 トゥルーデ『また消えるなッ!!私のそばで・・・前みたいに・・・ずっと一緒にいろ・・・。』グスッ 481 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 43 12.76 ID dRH1UHN/0 俺『トゥルーデ・・・・。』 ――なにを迷ってるんだ 上官『あと三分。・・・・・・おい俺、返す答えは一つしかない。わかってるな?』 俺『・・・・・・ふっ。トゥルーデ。』 ――なにを弱気になってるんだ 俺『くそっ!皆、すまない・・・。』 ――本当に俺は馬鹿だな 俺『前言撤回だッ!生きて必ず戻る!!必ず帰る!俺の帰る場所は501だ!!トゥルーデの!傍だッ!!』 482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 12 44 33.55 ID 2LoGJ3M7O 男の子ならやっぱり殿軍で散るのは王道だな。 背後に守りたい女の子がいるならなおさらだ。 483 :氷男。『オペレーション・タラニス』:2010/11/04(木) 12 49 23.79 ID dRH1UHN/0 エイラ『フフン♪大尉を泣かせるなんてヤルジャナイカ。俺の今日の運勢は【世界】。ツイテルゾ。今から俺は人生を再スタートダナ。』 俺『トゥルーデすまん!帰ったら何発でも殴れ!絶対生きて帰るからな。だから泣くな。』 トゥルーデ『ばかもの・・・。俺・・・私のそばにいろ・・・』 俺『ああ、わかった。』 ミーナ『あら?それだけかしら?』 俺『・・・・。トゥルーデ・・・愛してる。』 トゥルーデ『わ、私もだ・・・あ、ああっ!あっ、愛してる!帰ったらただじゃおかないぞ・・・。』グスッ シャーリー『あははは!そうこなくちゃな!あついね~』 トゥルーデ『くっ、リベリアン!茶化すんじゃない!』 エーリカ『おあついね~、やっと言えたなんて遅いよ~。』 俺『やっと・・・・?まさかエーリカ、俺を覚えていたのか?』 484 :氷男。『オペレーション・タラニス』。あと少しお付き合いくださいませ。:2010/11/04(木) 12 55 04.04 ID dRH1UHN/0 エーリカ『忘れるわけないじゃん~。私は記憶力いいんだよ~。トゥルーデは前から俺のこと好きだったんだよ~』 俺『マジか・・・鈍くてすまん・・・。』 トゥルーデ『い、いやいいんだ・・・。』 上官『あと一分。俺、戦闘準備をしろ。あのシステム試用するのも許可する。全員無事ちゃんと帰らせるからな。』 俺『了解。じゃあ皆基地で待ってくれ。インカムを切ります。では』ミシミシミシッ バキッ ありがとう、みんな 生きて笑って戻るよ 俺はもう一人じゃない、空っぽじゃない それを今証明する 俺の中にみんながいる、トゥルーデがいる 485 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 12 59 29.62 ID jmJ3OaFwO 山場ですな 486 :氷男。『オペレーション・ニブルヘイム』。:2010/11/04(木) 13 00 40.51 ID dRH1UHN/0 http //www.youtube.com/watch?v=rncCyzu6dLM feature=related お聞きしながらどうぞ ネウロイの大群が俺の眼前に雲のように浮いている 「・・・俺、おかしくなっちまったかな。前の俺なら死ぬのが嫌で逃げてたのにな。」 「俺はさ、実はおまえらさえうらやましかったんだぜ。戻れるところもあるし、自分のこともわかってるだろうからな。」 「でも今は違うぜ。俺が生きて帰り、おまえらは死ぬ。最後にこの大空で飛んでいるのは俺だ。」 「俺はなにを話しかけてるんだ・・・。さぁて、全力でいくぜ。扶桑の言葉でこういうのなんていったけ・・・?」 「そうそう、一騎当千だ。ふう・・・さて・・・。勝手に名づけるなら『オペレーション・ニブルヘイム』だな。」カシャ 487 :氷男。『オペレーション・ニブルヘイム』。:2010/11/04(木) 13 02 05.78 ID dRH1UHN/0 ストライカーユニットの側部の小さいハッチを開ける そこにキーを打ち込み起動させる そのシステムはオーバードライブシステム、及びブーストシステム 実際俺の魔法力もこの戦闘をのりきるだけの分はなかった だがそれをつかえば莫大な魔法力を得られる、寿命が多少縮もうがなんでもいい ―――生きてもう一度みんなの笑顔がみたい。 488 :氷男。『オペレーション・ニブルヘイム』。:2010/11/04(木) 13 03 07.46 ID dRH1UHN/0 「コードネーム"Congelatio"。オーバードライブシステム運用試験及び、単機戦闘を開始する。」 「単機戦闘の撃墜標的はネウロイ、全機。氷の世界にして死者の国へようこそ。」 「ここは絶対に・・・・・・通さ、ないっ!!」バァン キィィィン 刀を抜き一気に氷で覆う、そしてブーストをふかせネウロイどものなかに突っ込み斬りかかる 加速された弾丸をとめることはかなわない・・・ネウロイを青空の下どんどん落としていく 「はっはっはぁ!ここは通さねえぜ!ネウロイ!今の俺はとめてみろッ!!」 体の周りに冷気が滾々と渦巻いていく そして剣にまとわりつかせ、大きく振ると、まるでマシンガンのようにつららがネウロイに向かって空をきりとんでいく その威力はネウロイの装甲をたやすく貫いていくほどである 「いつもより手ごたえがねえぞ!もっとこいよッ!」 489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 03 07.84 ID zIP05dum0 止まるな支援 490 :氷男。『オペレーション・ニブルヘイム』。:2010/11/04(木) 13 04 47.09 ID dRH1UHN/0 ネウロイも壁のようにとてつもない数のビームをうち対抗してくる しかし片手を氷でクローのようにかため、それを向けて被弾しそうなのを受けとめる そして加速し、一瞬にしてそのクローで切り裂き、剣を振って近くのもう一機を一閃 さらにディオミディア級に近づき・・・ 「俺の必殺技だ。もらっとけ。咲けッ!!ペタシテス・アルブス!!」 とその名とともに、一気に魔法力が注がれ剣から花が開花するように一瞬で巨大な氷剣の花が飛び出す 辺りにいる小型も含め、さされたネウロイは装甲を幾重にも貫かれ、コアをも突き破られ体が粉々になる そしてブーストを単発で噴出しながら捕らえられない不規則機動をして、どんどんネウロイを倒していく 剣をさらにでかくしビームを剣で防ぎながら突撃、一回転してあたりのネウロイも一掃・・・ 神速で敵の上に移動し下に構え突撃し、突き刺す そして次に移りもう一度ブーストをかけながらネウロイの下っ腹を引き裂いていく・・・ 言葉どおりの一騎当千を実行する覚悟であった 491 :氷男。『オペレーション・ニブルヘイム』。:2010/11/04(木) 13 06 27.85 ID dRH1UHN/0 「(53・・・55・・・58・・・60・・・63・・・・・67!魔法が強すぎて体がつめてぇ・・・。だが、まだまだ!)」 しかし俺は四方八方から降り注ぐネウロイのビームを全て防げているわけでなく、体から赤い人の血が流れる 俺にとっては好都合だった 痛みで覚醒し、なんとか意識を保つこができる 流れる血を、氷で固め止血し、生命維持に魔法力を回し、また無数のネウロイたちに切りかかる ―――日が落ちてからも雪は降り続いていた -------------------------------------------- --------------------------------- ------------------ ---------- ---- 492 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 08 04.71 ID b9Ju7+9vO 支援 さる?させてたまるか!! 493 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 08 05.33 ID zIP05dum0 氷なのに・・・熱い! 494 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 08 19.29 ID mPw7mMgc0 しえん 495 :氷男:2010/11/04(木) 13 11 16.57 ID dRH1UHN/0 最後は音楽を聴きながら一気に読めるようにしてみました このあともありますがここで止めるよ いないなら続けるが、投下待機もいそうだしね 最終回は「おかえり」 です 496 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 13 03.96 ID zIP05dum0 おィ! イイトコで切りやがって!! 乙 そしてサブタイトルがwww 497 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 14 50.51 ID 2LoGJ3M7O サブタイがネタバレw 498 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 15 42.04 ID cao7YC8V0 おっつ 499 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/04(木) 13 15 52.55 ID ReEUFqs20 いや、ブラフかもしれんぞ なにも――いや、言うまい 501 :氷男:2010/11/04(木) 13 17 01.55 ID dRH1UHN/0 ネタバレは気にしちゃいけねえぜ というより、後日談のほうが最終回っぽい・・・ 読んでくれてる人ほんとありがとうなんだぜ 氷男6へつづく
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俺「さて、昨日の夜にやるかと言って、午前中にアンケートをとった小ネタの時間になりました! 進めていくのは俺と」 伯爵「やあ、(女の子は)みんな大好きヴァルトルート・クルピンスキーだよ。ウィッチのことなら、なんでも聞いてよ」 俺「……なんで伯爵なの? 俺、ロスマン先生にお願いしなかったっけ?」 伯爵「ひどいなー、ボクたち友達だろう?」 俺「え、友達? 誰と? 誰が?」 伯爵「知らなかったのかい?」 俺「全く存じません」 伯爵「じゃあ、恋人かも」 俺「なんで深くなるんだよ!」 伯爵「あはは、やっぱり悪友ってところだよねボクたち」 俺「……もうそれでいい。で、なんで伯爵がここにいるの?」 伯爵「ふふっ。だって、501以外の世界のウィッチを紹介するんだろう? 女の子の話ならボクの出番じゃないか」 俺「まあ、そうだが……でも伯爵、今回紹介するウィッチは知らないだろ?」 伯爵「ハンナの従卒やってるマティルダ君でしょ? もちろん知ってるさ!」 俺「なんでだ知ってんだ、おまえアフリカ行ったことないだろおい」 伯爵「だってハンナはかわいいかわいいボクの部下だったんだ。砂漠なんかに送られて寂しがって泣いてないか見に行くくらいするよ」 俺「マルセイユが、寂しがって泣く……?」 伯爵「実際はさっさと帰れとか言われちゃったんだけどね」 俺「あ、やっぱりか」 伯爵「ま、彼女なりの照れ隠しだよね、あれ」 俺「それは100%ねーから。つーかそんな時間いつあったんだよ」 伯爵「ボクの辞書に、不可能って文字はないんだ」 俺「そりゃただの落丁……っていかん、伯爵のペースに巻き込まれたら雑談だけで話が終わる」 伯爵「ひどいなぁ。ボクはいつも通りにやってるだけなのに」 俺「はいはいそうだな普段どおり予測不能だよ。まあいい、とりあえずさっさと本題に入るぞ。今日のウィッチは、さっきも言ったが今のところ唯一のアフリカ出身ウィッチのマティルダさんだ」 伯爵「ハンナの従卒だけど、ボディーガードとかバーや彼女の個室の管理もしてるね。ハンナの部屋にはボクも入れてくれなかったよ」 俺「そのお姿や今回では紹介しきれない情報はフミカネ氏のサイトで確認してくれ」 伯爵「マティルダ君は、ほんとハンナをかいがいしくサポートするね」 俺「鷲の化身を探せってお告げで一族から別れた程だから相当マルセイユを慕ってるだろうな」 伯爵「でも、あの一途なところがいいね。口数少なくハンナの影にいつも控えて、言葉を挟むことなく主を支える。男の子じゃなくても、憧れちゃうんじゃないかな?」 俺「うん、否定はしない」 伯爵「しかも彼女はジョーク好きで、どこかいつも余裕を持った感じがするね。アフリカの広い大地みたいな器って言うのかな?」 俺「凄く完璧超人のように思えるけど、高所恐怖症なんだろ?」 伯爵「みたいだね。でも、魅力を損なう要因にはならないよ」 俺「空飛ぼうよと誘われて必死に否定するマティルダさん……イイ!」 伯爵「いつもの余裕がなくなってるギャップがミソなんだね。バルクホルンの魅力の一つが堅物さと優しさの二律背反なように、完璧さの裏にある弱さってのもたまらないね」 俺「たまらんな」 伯爵「たまらないと言えば、ボクは彼女の肌がたまらないよ」 俺「またいきなり飛ぶね」 伯爵「あの黒い肌、どうしても目がいってしまうあの色が魅力的だよ」 俺「……この前は、白い肌を褒めてなかったか?」 伯爵「エディータとかの真っ白な肌は繊細さを醸し出す。ナオちゃんとかの黄色い肌は太陽みたいな健康的な元気さが感じられるね。そしてマティルダ君の黒い肌は力強さと生命力が瑞々しい。これはボクの持論でしかないけど、どんな色の肌にも魅力はあるんだよ?」 俺「さすがだわあんたまじ淑女」 伯爵「まあね。これでも伯爵って呼ばれてるからね」 俺「中型おっぱい派の俺としてはあの程よいサイズの胸も一押しだな」 伯爵「へー、あのサイズが好きなんだ」 俺「巨乳には圧倒的インパクト、貧乳にはつぼみのような可憐さがあるから、俺の好みではあるが、とにかく体全体との曲線的バランスを俺は重視するし、マティルダさんは素晴らしい!」 伯爵「うんうんわかるなぁ。あの張りのありそうな全身にこう手を這わせたくなるよね」 俺「あの黒い肌って、より全身が引き締まって見えるし、動物的なというか野性的なというかこう理性とか超越した本能的な官能美が醸されてる!」 伯爵「なんか、目がケダモノだよ……?」 俺「あと、あのYシャツ一枚の格好とのコラボレーションは男の夢と言って過言じゃない!!」 伯爵「水をかけたいね」 俺「かけたいな。透けて欲しい」 伯爵「避けられたけどね」 俺「実行したのかよ!!」 伯爵「うん、しかも水を無駄にするなって怒られた」 俺「馬鹿すぎる。だが、その自らに正直な姿勢は嫌いじゃない」 伯爵「お褒めに預かり光栄だ」 俺「惜しむのは成功しなかったことか」 伯爵「そうだね。彼女、ものすごい身体能力だったよ」 俺「だろうな。生身でも魔法を使ってるんじゃないかってくらいものすごいが、スリング投石で小型ネウロイなんか木っ端微塵とか半端ない。なんでも普通のウィッチとは違う魔法体系に属してるらしい」 伯爵「実に、残念だ」 俺「ああ、前線でも余裕で通用するこれほどの戦力が従卒で、軍属じゃないのは確かに残念d――」 伯爵「魔法行使に使い魔を使わないってのは残念だよ」 俺「あ、そっちすか……」 伯爵「だって、使い魔の耳とか尻尾が生えた姿だって見たいじゃないか。君だって見たいだろ?」 俺「そう言われると……見たいな」 伯爵「だよねえ。それにハンナもフラウもニパ君もナオちゃんも熊さんも他のみんなも、尻尾撫でた時の手触り最高だから余計残念だよ」 俺「……うらやましい」 伯爵「触りたいなら、君も触ればいいんじゃない?」 俺「同性の伯爵はともかく、俺がやったら殺される。生きてても痴漢でぱくられる」 伯爵「日ごろの行いの差ってことかな?」 俺「それは俺が圧倒的に勝ってる自信がある」 伯爵「やだなぁ、ボクこんなに真面目ちゃんなのに」 俺「変な方向に真面目であることは認めるが、一般的な真面目では絶対にない!」 伯爵「同じようなこと、もう他に三人から聞いたなぁ」 俺「そりゃ、伯爵知ってる人ならみんなそう思ってるさ」 伯爵「でも、ほとんど初対面だったのにストームウィッチーズ隊長のおケイさんにも言われたよ?」 俺「さすがおケイさん人を見る目がある。伯爵の人柄を一発で見抜くとは」 伯爵「でも彼女酷いんだよ? ちょっと後輩で元部下のところへ遊びに来ただけだってのに怒ってさ。せっかく美人なのにあれは歳だね、まあボクの守備範囲的には無問題だけど」 俺「おケイさんはBBAじゃねえぞおい!」 伯爵「しかも、それを伝え聞いたロンメル将軍に呼び出されちゃったんだよ」 俺「ちょ、おま、どんだけ問題起こしてるんだよ!!」 伯爵「ま、ちょっと腕組んで胸当てながらお願いしたらパットン将軍が許してくれたけどね」 俺「パットンおやじぃぃぃぃぃ! うらやまもとんけしからん!!」 伯爵「言ってくれれば、君にもやってあげていいよ?」 俺「え? まじ?」 伯爵「うん。ボクのお願い一つ聞いてくれるならね」 俺「はははなんだそんなことか。なんなりとお申し付けくださいませ!!」 伯爵「ありがと。それじゃあさ……」 俺「うんうん」 伯爵「熊さんには、君がボクを無理やり連れてきたってことにしといて」 俺「…………え?」 伯爵「いやー、助かったなー。きっと一晩耐久正座だ。頑張ってね、お・れ♪」 俺「Oh……」 ページ先頭へ
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新しく501に来たウィッチは男な上に目が見えない!? そんなおはなし ちなみにペリーヌルートだよ!! 第一話:杖つきウィッチ 第二話:俯瞰視(バーズアイビュー) 第三話:タカの目(ホークアイ) 第四話:夜鷹(ナイトジャー) ※オールスターに関して 使う機会がありましたらお好きなようにご利用下さい。 キャラは作者本人もイマイチ掴みかねてるのであまり気にせずどうぞ。 誤字質問などありましたらどうぞ 感想などありましたら泣いて喜びます どうも、[格闘のウィッチ]を書いています作者です。毎日楽しく読んでいます。 -- 格闘のウィッチの者 (2010-12-20 19 39 15) コンセプトも文章も好きです 応援してます -- 読者A (2010-12-25 01 13 44) 早くも続きが気になる -- 名無しさん (2011-01-17 05 35 42) 早く続きを… -- 名無しさん (2011-08-05 22 02 03) そろそろ続きが来ると信じてるよ -- 名無しさん (2012-02-14 06 16 40) 名前 コメント
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槍 3 俺「ストライクウィッチーズだ!」 5-29 作者 ID xhR5GGxdP 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 5 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 16 40.37 ID xhR5GGxdP 前スレ続きー オクスタン 槍「さすが中佐、助かりますね…なら俺も…!突撃槍!!」 そう叫ぶと同時に彼の前方に円錐状の極大のシールドが形成され、そのままトップスピードで敵陣を貫いていく。 ネウロイもビームを放つが、尽くシールドに弾かれる。 不運にも先端に捕まったものは当然のごとく貫かれ、突撃に巻き込まれたものも弾かれてバランスを崩す。 そしてすぐさまミーナの射撃が、バランスを崩し単なる的となったネウロイを一機ずつ落としていく。 そして槍少尉は敵陣から少し距離をとった後シールドを解除し、反転してまた敵陣に突っ込んでくる。 ネウロイもビームを放つが、今度はやや小さめ、人間をギリギリ覆う程度のシールドを出しビームを防ぐ。それは何発ビームを受けても小動もしない。 先頭のネウロイに近づくと、彼はわずかに上方に加速を入れたあと体を前転させるように浴びせ蹴りを見舞う。 そのかかとには小さな球体のようなシールドがあり、それによる高速の打撃をうけたネウロイは、為す術も無く墜落し消滅する。 その場を離れると、今度はアームストライカーの加速で体を回転させ先程のように拳にシールドをまとい、その勢いで近くのネウロイに裏拳を放つ。 そして敢え無く吹っ飛ばされ、巻き込まれた2体ほどもまとめて墜落する。 ネウロイも負けじとビームを放つが今度はほとんどがアームストライカーによる高速の変則機動によりかわされ、 それ以外のビームも最小限の大きさのシールドで弾かれる。 あとはただ圧倒的だった。予測不能の変則機動で接近し、一方向の加速を回転力に変換、そのまま威力を増した シールドをまとう四肢による直接攻撃で、ネウロイを次々と屠っていく。 7 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 20 48.52 ID xhR5GGxdP ミーナ「まさか…これ程とはね…」 もちろんミーナも何もしてなかったわけではない。槍少尉に注意が向いているネウロイを端の方から次々と落としていく。 だが少尉の撃墜スピードには到底及ばない。100体以上いたであろう小型機は、わずか10分ほどで残り20数機を残すのみとなった。 数が減ったことで戦法を変えたのだろう、少尉は今度は両手にブレード状のシールドを形成し、 時にビームを切り裂き、時にそのままネウロイをまっぷたつにする。 そして残りがニ体を残すのみとなり、ほぼ同時に最後の一体ずつを撃墜する。 槍「助かりました中佐。中佐が援護してくれたおかげで初撃を簡単に当てることができました。」 あれだけの激戦と高速機動をこなしても尚、少しばかり息を吐くばかりでそれほど疲れている様子はない ミーナ「貴方の腕のユニットと固有魔法はそんな使い方もあるのね。いや、それが正しい使い方なのかしら。」 少し過去を懐かしむように彼は語る。 槍「…元々はこのアームストライカーはウィッチとしての寿命を終えてしまった同僚から託されたものです。 それまではシールドを用いて接近し、超至近距離からの銃撃でネウロイを攻撃していました。それなら外す心配はありませんし。 これを託され、まぁセンスもあったんでしょうね。次第に複雑な機動を自由に行えるようになり、 今の、シールドでぶん殴ったり蹴っ飛ばしたり、そんな戦闘スタイルに行き着きました。」 ふと、彼のスコアがわずか50機ほどだったことを思い出す。これほどのセンスがあればまさかアレだけの撃墜数ということはありえまい。 ミーナ「あの記録上のスコアは嘘ね…?」 槍「あの作戦に参加する前、そして帰還したあと各地を転々としながら稼いだスコアを数えればアレであっています。 ですが…ダンケルクでの連戦に次ぐ連戦で記録を付けている暇もなく…帰還後適当に申告することもできたでしょうが そんなことをする気力もなく、一先ずそのままになっていた感じです」 思い出したくない過去なのだろう、少し顔をしかめながら、それでも平然を装う。 8 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 27 22.48 ID xhR5GGxdP ミーナ「でも、いくらかは覚えているでしょう…?」 槍「あそこでの戦闘だけですと…180機ほどまでは覚えているのですが、それ以上は…。同僚も死に、 避難者も攻撃にさらされ、そこからは無我夢中で戦闘をしかけ、途中力尽きました。あとは後日森の中で気絶している自分を発見したそうです」 ミーナ(記録にある、最後まで最前線で戦い続けていたウィッチ…それが彼ならばその場だけでも30機以上は落としているはず… まさかカールスラントが誇るウルトラエース級のウィッチがここにもいたなんてね。) 坂本「ガガッ――ミーナ!大丈夫か!?こちらは目標を殲滅し帰還する途中だ。」 ミーナ「美緒?こちらは大丈夫よ。先行していた小型ネウロイを殲滅し超大型の襲来に備えているところです。 申し訳ないけど…準備ができ次第こちらに援軍に来てもらえる?」 坂本「ああ!すぐに向かう!――ガガ」 ミーナ「さ――きたわね…」 槍「でかいですね…」 目の前に全長数百もあろうかという巨大ネウロイが姿を見せ始める。 ミーナ「さてどうしましょうか?」 槍「俺は貴女の一番槍です。皆が来るまでは貴女を守ります。」 ミーナ「あんまりそういう恥ずかしいことをポンポン言わない方がいいわよ?」 少し顔を赤くしながらミーナは言う。 槍「でも実際時間稼ぐとしてもそれくらいしかないでしょう。俺が防御をします。隙をみて 攻撃をお願いします。」 ミーナ「わかったわ。行くわよ!」 10 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 34 01.88 ID xhR5GGxdP ミーナは上空にストライカーを飛ばし、頭部、と思われる部分に集中攻撃をかける。 ミーナ「外殻は普通、いや少し硬いくらいね。銃でも十分削れる…」 槍「中佐!!」 彼が叫んだ次の瞬間、ネウロイの頭部と思われる部分から極太のビームが射出される。 槍「ぐっ!!」バシュ 片方だけを厚くした巨大な三角柱のようなシールドでビームを横に受け流す。 ミーナ「だ、大丈夫!?少尉。」 槍「えぇ、なんとか…でも正面から受け止めるのは恐らく無理です。見たところ攻撃の前に一瞬間があります。 それをみてかわしたほうが良さそうです。なるべく一箇所にとどまらないように攻撃をしかけましょう」 ミーナ「…攻撃を仕掛けるのはいいけど私一人じゃたかが知れてるし撹乱にもならないわ。 大物用の隠し玉くらいあるでしょう?出し惜しみなんてしてられないわよ?」 槍「……わかりました。でも、決して正面には立たないでください。自分も攻撃に転じます。」 そういうと槍少尉は一気に上昇しネウロイ全体を見下ろせる位置に陣取る。 ネウロイは正面上空に位置する敵影に狙いを定めた。横からミーナが射撃による攻撃をかけるが全く動じる気配はない。 動きが止まるのを確認すると少尉は一気にネウロイに向けて加速を入れた。 大口径ビームの射線上を一気に疾走する。 ネウロイの極大のビームが放たれた。 11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 35 12.99 ID or9AmZPa0 そーいやパティもシールドコントロールだったな 13 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 42 24.99 ID xhR5GGxdP ミーナは彼の名前を呼ぶと共にビームの射線上を見る、しかし少尉は真上に一瞬で軌道をずらし、ほぼスレスレで直撃を避けていた。 軌道をずらしても、彼の疾走は続く。そのまま残り数メートルの射程に入った後、体を捻り、アームストライカーで回転を加速する。 ランツェ 槍「投槍!」 その叫びと共に渾身の足刀が振り下ろされた。そのつま先には細長い円錐状のシールドが形成され、ネウロイの外殻に深く突き刺さる。 その瞬間、轟音と共に巨大なネウロイが小揺るぎした。 わずかながらネウロイの動きが止まる。 槍「さすがに、この程度じゃ大したダメージにはなりませんね…」 ミーナ「すごい…」 彼女は驚愕していた。自分ではまるでダメージを与えられなかった敵に、彼はわずか一撃で有効打を入れてみせた。 これならば、あの200機以上のスコアにも納得が行く。恐らく、中型程度ならば一撃で撃墜して見せるだろう。 ミーナ「援軍はまだなの…?」 だがこの超大型ネウロイには彼の一撃ですら致命打にはなりえない。 集団での撹乱により少しずつ外殻を削る、もしくはさらに大きな一撃で一気に粉砕するしか無い。 14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 05 43 27.70 ID B5AgvOad0 やっててよかったドイツ語名称満載のスパロボOG 15 ヘタレ俺tuee[ドイツ語は響きだけでカッコいい] 投稿日:2010/10/15(金) 05 47 29.88 ID xhR5GGxdP その瞬間、期待に答えるように10機ほどのストライカーのエンジン音が耳に届く。 坂本「ミーナ!!無事か!?」 ミーナ「美緒!!」 ハルトマン「でっかいねー」 バルクホルン「そんなことを言っている場合か。」 エイラ「全く目障りな奴ダナ。さっきもデカイの倒したばかりなのに。」 サーニャ「エイラ、そんなこと言っちゃダメだよ。」 ミーナは顔を引き締める。 ミーナ「行くわよ。まずは連携して外殻を削りなさい!」 全員「了解!」 その瞬間伝説の部隊ストライクウィッチーズの一斉攻撃が始まった。ネウロイも敵が増えたことにより 通常のビーム、それでも十分に大きい、で弾幕を張り応戦する。それでも 四方八方からの銃撃、ライフルによる貫通弾、ロケットランチャーによる波状攻撃が外殻を少しずつ削っていく。 だが、 坂本「コアは奴のほぼ中心だ。このままちまちまと削り続けてもジリ貧になる。」 ミーナ「そうね…戦艦の主砲でもあればね…とも思うけど個人の武装じゃこれ以上は…」 16 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 54 21.28 ID xhR5GGxdP 槍「……」 その時槍少尉が口を開いた。 槍「…手はなくはないです。」 全員が驚愕したようにその言葉に耳を傾ける。 槍「5分、いや4分でいいです。海上にあのネウロイを引きつけてください。」 攻撃を仕掛け続けているが、戦場はネウロイに少しずつ引っ張られ、内陸に近づいてきている。 このまま放置すれば上陸されるのも時間の問題だろう。 槍「海上に引きつけた後、1分ほどでいいのでネウロイを足止めしてください。 きっと、いや必ず、一撃で決めてみせます。」 ミーナはその言葉をゆっくりと噛み締める。 ミーナ「わかりました。皆さん、聞きましたね?私たちはこれより槍少尉のために時間を稼ぎます。」 バルクホルン「お、おいっ!ミーナ!」 ミーナ「いいのよね…?槍少尉…?」 クローネン・シュタッフェル ランツィーラー 槍「はい…! 王 冠 中 隊 の一番槍。 その名の由来を、ここに示します。」 17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 57 22.90 ID 7I7JovkrP 前スレ忠誠の言葉がイイな 姫に槍とか剣とか盾を捧げる、 かっこいいぜ 18 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05 59 08.41 ID xhR5GGxdP バルクホルン「王冠中隊…?」 坂本「一番槍…?」 ミーナは躊躇いもなく自分の経歴を示すその言葉を発した彼に対し、嬉しく思った。 もう過去にとらわれてはいない。それを示す彼の言葉。 だから、自分も彼を信じよう。 ミーナ「ともかく今は私を、いえ、彼を信じてください。」 槍「中佐、ありがとうございます。では…行きます!」 その言葉と共に、彼が空をぶち抜いた。いやそう形容するしか無いようなスピードで、 天空高く昇っていく。 ミーナ「皆さん!なんとしても上陸されないようにネウロイを押しとどめます! 総員!火線をまとめて敵の侵攻を止めなさい!」 他「了解!」 19 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 07 15.25 ID xhR5GGxdP ――上空―― 槍(ずっと忘れていたような気がする。互いに信頼し合い、そして互いが最善をつくす、 それだけで得られる高揚感。) 思えば、あの撤退戦に参加してから、ひたすら期待されるだけだったような気がする。 当たり前のように目の前のネウロイを殲滅することを課され、そして彼、いや彼らはことごとく答え続けた。 槍(思えば、隊長もそんな自分を心配してくれていたような気がする…) (隊長「もっと気楽にやったらどうだ?誰も言わねーがこの撤退戦で全員が生き残れるなんて本気で思ってる奴なんざ いやしねーよ。全員を守るなんて土台無理な話だ。俺達は突き詰めれば、100人のうち51人を生かせたならば 良しとしなければなんねぇ立場にいる。」) 槍「不謹慎だと食ってかかったっけなぁ…。」 結局覚悟を決め戦場に立つ人は、みな同じような覚悟をするのだろう。 上官とはいえ年下の少女ですらはるか昔にしている覚悟を、自分は何一つできていなかったことを、 彼はいまさらながら恥ずかしく思う。 彼はすでに雲を突き抜け、上空8千メートルの高さにいる。円錐状のシールドを展開し空気抵抗を減らし 四肢のストライカーを全力駆動させたそのスピードは、 少なくとも垂直上昇においては誰も付いていくことはできないだろう。 槍「あの時はこの辺からでもなんとかなったけど…今回は少し厳しいかな…」 そう言ってまだ速度を緩める気配はない。 槍「空が、綺麗だ…」 そして上空1万メートルの高さにたどり着く。 槍「ミーナ中佐!」 20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06 11 16.96 ID JwJA2Ql7O おもろい ミーナのいちゃつき期待 21 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 12 41.18 ID xhR5GGxdP ――海上―― 槍「ガガ――ミーナ中佐!」 ミーナ「少尉!?」 槍「タイミングは任せます。ネウロイを完全に釘付けにして、その座標を教えてください。 俺の槍は必ずそこを貫きます。」 ミーナ「(槍…?)わかりました。座標は私が指示します! 皆さん、少尉の準備ができました!一斉攻撃!」 その瞬間皆が力を解き放った。小柄なウィッチ二人が突撃しネウロイの両端をぶち抜きバランスを崩させる。 巨大な機関銃を両手に構えたバルクホルンが、棍棒のようにそれらをネウロイに叩きつけ、 少佐が正面からビームごとネウロイに斬撃を届かせる。 ペリーヌが全力の雷撃を背部から打ち込み、次々と銃弾がその外殻に叩きつけられる。 ミーナ「今です少尉、座標は――!」 ――上空―― 槍(よし、行こう…) そしてフワフワと浮きながら狙いを定め微調整し、両手を広げ目を瞑り、背後へ向かって倒れこんだ。 ちょうどバンジージャンプをするかのように、彼が垂直落下の加速度にさらされる。 その瞬間、四肢のストライカーが火を噴いた。上昇時と同じように、円錐状のシールドで空気抵抗を減らす。 だが上昇時とは違う、重力加速度も上乗せしたその速度は、上昇時のトップスピードを遥かに超えて加速していく。 そして雲を突き抜けると同時に、速度はほぼ音速に達した。 突き抜けた雲ではない、彼の背後に圧縮された水蒸気が尾を引き、ヴェイパートレイルが空に白線を引く。 22 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 18 24.93 ID xhR5GGxdP イチャつき最後にちょっとしかないからあんまり期待しないで --------------------------------------------------- ――海上―― ネウロイに絶え間ない波状攻撃をかけながらも、ミーナはその幻想的な光景に目を奪われる。 青く鋭く尖ったシールドを纏ったウィッチが、背後に白線を引きながら天空高くから雲を突き抜けてくる。 ミーナ「青い刃に白い柄、まるで空色の槍のよう…」 槍(座標にほぼ誤差はない…。これならコアを確実に打ち抜ける…) 彼はその速度の中無理に体を捻り、ほとんど速度を殺さずに半回転した。 その際、渾身の蹴り下ろしをとどめとばかりにシールドに上乗せする。 この槍が彼の異名の由来。いかなるネウロイも、一撃のもとに刺し穿つ、王冠中隊の一番槍。 その名は―― ヒンメル・ランツェ 槍「 天 槍 !」 その瞬間、音速を超える槍が、巨大なネウロイの直上から穿たれる。 天を貫く槍はネウロイを完全に貫通し、そのまま海面を叩く。 その瞬間数百メートルにも及ぼうかという巨大な水柱が上がる。 水柱が消え去るとほぼ同時に、中央に大穴を穿たれ、コアの消し飛んだネウロイが霧散していく。 戦闘が終わった。 23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 19 07.00 ID oExg7ceU0 ヴェイパーコーンとかシャーリー形無しwww 24 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 25 34.75 ID xhR5GGxdP 正直ヴェイパートレイルを柄に見立てた槍が思いついたからこんなん書いてたりする ----------------------------------------------------------------------- 宙を舞うウィッチーズたちは、目の前の恐怖が去ったことに安堵し歓喜した。 しかし、空中にも海面にも、彼の姿がない。 ミーナ「少尉!槍少尉!!無事なの!?」 反応はない。海面に叩きつけられた時もシールドはあった。粉々になっているようなことはないだろうが、 無事と断じられるほど楽観できるような状況でもない。 ミーナ「少尉!!少尉!!」 だが答えはない。彼女の顔が恐怖で歪む。すぐさま叩きつけられた海面近くに降り立ち、必死に呼びかける。 他の隊員も近くに降り立ってくる。 その時、ようやく見慣れた顔が浮き上がってきた。 槍「はぁ…はぁ…はぁ…ゲホッ!」 ミーナ「生きてた…!生きてた…!槍少尉!」 槍「すいません…ちょっと助けてもらえますか…?体力も魔法力もちょっと限界でして…」 そんな一言に苦笑を浮かべながら、みんなで彼を引き上げ、そのまま近くの砂浜まで運んだ。 25 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 31 23.05 ID xhR5GGxdP ミーナ「もうちょっと上手くやれなかったの?海面に叩きつけられ時はさすがに焦ったわよ。」 槍「いえ…確実に貫くために、少し高度を上げすぎたみたいで…減速が間に合わなかったんです。 いつもは、ネウロイを貫通した後急減速して半球状のシールドをクッションにして着水するんですが、 今回は速度が普段より速かったのと、加えて思いのほかネウロイから海水までの距離が近かったので シールドの形成も間に合わなくて…」 ハルトマン「トゥルーデがあんなに思いっきりぶっ叩くからじゃない?あれでだいぶ高度下がったじゃん」 バルクホルン「わ、私のせいか…!?仕方ないだろう!あんな無茶な方法で倒すとは思わなかったんだ!」 ミーナ「そうね…確かに無茶が過ぎるわ少尉。今後あの技は十分な高度を取れている時だけにしてください。 いえ、取れていたとしてもあれは私が許可を出したとき以外はやらないで頂戴。 あれでは貴方の命がいくつあっても足りません。」 槍「ですが…!?」 ミーナ「………。」 槍「わかりました…。」 他「………。」 シャーリー「なぁ?なんか槍がやけにミーナに従順というか、仲良くなってないか?」 坂本「仲が良くなるのはいいことじゃないか。」 槍「そうです。中佐は自分に答えをくれました。だから、自分は中佐の一番槍となり、 どんな時も、中佐の望むがままに力を奮います。」 26 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 36 59.31 ID xhR5GGxdP シャーリー「一番槍…」 バルクホルン「望むがまま…」 ハルトマン(ニヤニヤ) リーネ(カー///) ペリーヌ「お熱いことですこと…」 宮藤「ちょ、ちょっとペリーヌさん!?」 ミーナ「そ、そんなんじゃないわよ…別にそういうのじゃなくて…!」 槍「違うんですか……?」 ミーナ「!?!?!?………違、わないわよ…」 坂本(おぉ) バルクホルン(ふむ) ハルトマン(うわぁ) ペリーヌ(まぁ) シャーリー(おーおー) ルッキーニ(うじゅー) エイラ(フムフム) サーニャ(ワーワー///) リーネ(キャー///) 宮藤(ワクワク) ミーナ「皆さん…?何かいいたいことでも?」 全「いえ、何も」 27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06 38 52.68 ID JwJA2Ql7O ほぅほぅ 28 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 43 25.88 ID xhR5GGxdP ミーナ「それでは帰投します。槍少尉の方は…」 坂本「ミーナが運べばいいじゃないか。」 ハルトマン「そうそう。」 槍「いえ…自分は別に。少し休めば一人でも何とか…」 坂本「運んでやったらどうだ?」 バルクホルン「運んでやれよ」 ハルトマン「運んであげたら?」 ペリーヌ「運んであげたほうがよろしいと思いますが」 シャーリー「運んであげなって」 ルッキーニ「運べー」 エイラ「運んでヤリナヨ」 サーニャ「運んであげた、ほうが…」 リーネ「置いていくのは可哀想ですし…」 宮藤「中佐!頑張ってください!」 槍「……中佐?」 ミーナ「もう…!わかったわよ!」 他「じゃ、私たちはこのへんで」 ハルトマン「ごゆっくりー」 29 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 51 16.87 ID xhR5GGxdP 後には二人だけが残された。気まずい雰囲気に負けたかのように彼が声をかける。 槍「あの…中佐?」 ミーナ(全く…またそんな顔を…) 超大型ネウロイを一撃で仕留める人間が、こんなところで不安そうに自分を見上げている。 ミーナ「さ、帰りましょう。掴まりなさい。」 彼は恐る恐る彼女に手を伸ばす。 戦う意味を示して、その力の矛先を自分が決める。たったそれだけの事のはずなのに、 恐らくこの人は自分の全てを私に預けようとしている…。わかっているのだろうかその意味が。 でも、それは酷く重いモノのはずなのに、なぜか支えてあげなくちゃならないと強く思う。 槍「申し訳ありません、中佐…」 でも自分がこんなにもドギマギしているというのに、ひたすら慄くだけというのは酷く気に食わない… ミーナ「そうね。主君と騎士のような関係になったわけだし、私のことはもう名前で呼ぶといいわ。」 槍「!?!?えぇ!?」 ミーナ「あのとき大佐の地位も用意されてたんでしょう?なら私よりも階級は上だったはずじゃない。 そもそも貴方の方が年上でしょ?年下の女に一方的に呼び捨てにされて恥ずかしくないの?」 槍「いえ決してそんなことは…なら…ミーナ中佐と…」 この期に及んでこの人は… ミーナ「……」 だから、ちょっとした意地悪をしたくなる。 槍「ミーナ…さん?」 ミーナ(そんな必死になって…) ミーナ「……まぁ今はそれで由としましょう。」 もう駄目だろう。自分はもうこの人に惚れている。この弱さも強さもすべて引っ括めて愛しいと思う。だから… 彼女は彼の頬に手を添える。 槍「……ミーn!!?」 ずっと支えていく、その誓いと、精一杯の感謝を込めて口づけをした。 ――Fin―― 30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 52 21.37 ID oExg7ceU0 いい話だった 乙 31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06 54 18.65 ID JwJA2Ql7O 乙 あんまいちゃつきなかった…… 33 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 56 57.61 ID xhR5GGxdP やったー終わったー 完璧超人の俺tueeより精神的に弱いほうが書きやすかったのでこんな男になっちまったぜ 31 イチャつきもデレも少ないっていったじゃないですかー でも思いついたらアフターエピ書くかも、ミーナの嫉妬とかそんな辺りをクローズアップして 34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06 57 01.61 ID B5AgvOad0 いやいやこれで十分だ、乙 貫徹した甲斐があったというもの 35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06 57 47.55 ID B5AgvOad0 あ、でもアフター書いてくれるなら読むよ!もちろん! 36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 59 02.07 ID 7I7JovkrP 23 イェーガー氏の偉業は「水平」飛行で音速を突破した点にある 垂直落下でなら、充分な高度と、空気抵抗に耐えられる強度さえあればいい 極端な話、エンジン積まなくても良いくらい 実際、非水平飛行ならレシプロ機でも音速を突破した例はある、らしい 37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06 59 57.28 ID 7I7JovkrP 乙 ここ最近で一番良かった 38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 07 01 32.39 ID oExg7ceU0 36 そういうこまけぇ事言ってんじゃなくてよ・・・ 39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 07 04 11.96 ID JwJA2Ql7O さてミーナのアフターストーリーでも期待しながら 飯でも食うか 40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 07 04 42.27 ID 7I7JovkrP ようは、速さは結局シャーリーが一番だってことだ 戻る トップヘ 次へ
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投下スレ:俺「ストライクウィッチーズ?」避難所 821-826 ―――――スオムス某基地にて、早朝。 辺りは未だ暗く、外からは鳥の鳴き声もまだ聞こえず、静まりかえっている。その静寂は 基地の内部にも満ちており、物音一つ聞こえない。屋外から窓や壁を通して伝わる、氷のような寒気は、 人気の無さ、熱の無さというものを感じるのを、ますます助長していた。 その無音の廊下を、一人の男が小さく足音を立てながら歩いている。男が足をおろすたび、 やや高い硬質の音が、軍靴からわずかに響く。男の口元からは、時折、白いもやが飛び出していた。 男の背中は曲がることなくまっすぐに伸びており、歩幅も常に一定になっている。体格も細くなく、 むしろ、きっちりと着込んだ軍服の上からでも、うっすらとではあるが、鍛えられた筋肉の存在を 認める事ができるほどだった。 さらに数分歩いた後、男は一つのドアの前で立ち止まり、拳を扉へ、軽く数回打ち付けた。 少し遅れて、入れ、と、やや無愛想な低い声が扉の向こうから聞こえてくる。 「失礼します」 一言声をかけた後、ノブを回して扉を押し開けて、男は部屋の中へと入っていった。 部屋の中は広く、床には毛足の長い赤い絨毯が、一面に敷き詰められていた。壁には大きな本棚が いくつも並び、それぞれの棚には無数のファイルが若干無造作に押し込められている。 入り口の反対側の壁には大きな窓があり、その窓の下に置かれた大型のデスクに、部屋の主は居た。 その体格は、座っていても分かるほど大柄で、眉間には、深い皺が走っている。髪は短く、全身は ごつごつと角張って居る。遠目には、部屋の奥に岩が一つ、どすんと鎮座しているようにも見えた。 「相も変わらず、ぴったり時間通りだな」 先ほどノックをした際に入室を促した声と変わらない、不機嫌そうな声を、部屋の主は漏らした。 「時間通りの行動は、私の美徳の一つでもありますので」 男は軽く笑みを浮かべつつ、穏やかに答えた。部屋の主は右手に持っていたパイプを咥え、 不味そうにひとしきり煙をふかした後、もう一度口を開いた。 「――― 一つ、か。では他の美徳とは、何だ」 興味が湧いたと言うよりは、とりあえず尋ねてみた、とでも言うように、部屋の主は気怠げ に、男に質問を返す。 「女性を傷つけない事、友人に敬意を抱く事、そして、まだ暗い早朝に呼びつけるような気難 しい上司と上手くやっていくよう気をつける事、といったところでしょうか」 男は若干の皮肉を交えつつ、上官の質問に答えを返す。 「……今まで糞真面目だと思っていたが、まさか、この俺に嫌味を吐くとは、な」 上官は持っていたパイプをデスクの上に置いた。パイプがデスクと触れる、こつん、という音が、 静かで薄暗い部屋にやけに大きく響いた。上官は、置いたパイプの代わりに、一束の書類を手に取る。 [――――まぁ、そんなことはどうでもいい。本題はこれだ] 言葉の通り、部屋の主は男の嫌味をまるで意に介さない様子で、書類を男へ突きだした。 男は突き出された書類を受け取り、一枚目の表題を確認した後、紙を一枚ずつめくった。 「オペレーション・マルス、ですか」 男はゆっくりと、ぺらり、ぺらりと、無機質な、素っ気無い音を立てつつ、紙をめくり続けると共に、 何気なく、ぽつりと呟いた。 「そうだ。2週間後、ロマーニャのネウロイ共の巣に向けて行われる、反攻作戦だ」 上官は再びパイプを咥え、煙を吸う。少し遅れて煙を吐きだした。 「扶桑の海軍連中が作った、大和とか言う大型戦艦に、コアコントロールシステム―――以前に、 マロニーの馬鹿が、ウォーロックに組み込んだ奴を搭載させて、ネウロイの巣を叩かせる」 上官は仏頂面を崩さないまま、淡々と作戦の概要を述べた。男はそれに対して、僅かに 疑問の色を浮かべ、目前の上官に問いかける。 「なぜ、わざわざ戦艦を?ネウロイとの戦闘は、ウィッチのお嬢さん方の方が適任では?」 上官は塞ぎ込んだ顔をますますしかめっ面にしている。そういえばそうだった。男は、目の前の 人間の人物像を思い出した。この上官は、「ウィッチ」という言葉を聞くたびに、なにかしらの毒を吐く、 ウィッチ嫌いということでも、基地の中では有名な人間だったのだ。もっとも、事務処理や、上層部との 交渉においては非常に優秀であるがために、皆、特に何も言わないのだが。 「表向きは、ウィッチ連中では火力不足のため、戦艦の主砲で攻撃、という事になっている」 そこでいったん間を置き、パイプの葉を取り替えると、三度パイプを咥えて、煙を吸い込んだ。 平時でも皺のある眉間に、さらに皺を作りながら、煙を吐いて、上官は続けた。 「実際は、海軍共の点数稼ぎだ。ウィッチなぞ居なくてもネウロイ共を倒せる、という証明と、 後は実績が欲しいんだろうよ。大型の巣を撃破した、というな」 「まあ、ウィッチ無しでも戦える、ということになれば、それはそれで、喜ばしい事ですが」 少なくとも、戦場は彼女たちの本来居る場ではない。上官の言葉に応じた後、男はそう付け加えた。 「ふん、そこについては、俺もお前と同意見だ。気にくわないがな」 上官の言葉に対して、男は明らかな驚きを、隠すことなく露骨に、顔に表した。目を大きく見開きながら、 おや、などと、小さく声を漏らしさえした。なにしろ、この上官は、普段からして、ウィッチに対する嫌悪感を 隠しもせず、「ウィッチ」という単語が耳に入った程度ですら、悪態をつく人間だ。その人間が、ウィッチを 気遣うような発言を、本意は何なのかは別にして、口に出したのだ。 「私はてっきり、あなたはウィッチのお嬢さん方を、毛嫌いしているとばかり」 男が、少しからかうような口調で、上官に対して問いかけた。上官は、顔を忌々しげに歪め、 男をぎろりと、切れ長の目で睨みつけた。がちり、と、パイプのマウスピースに、上官が歯を立てる音が、 男には、ずいぶん大きく響いて聞こえた。 「―――ふん、お前の認識は、何も間違ってはいないさ。」 上官は、ぎりぎりとパイプのマウスピースを噛み締めつつ、吐き捨てる。 「俺たちは軍人だ。国とそこに住んでる連中を守るのが仕事だ。その俺たちが、何だってあんな小娘に 守られなくちゃあいけない。ガキの仕事は、小煩く騒ぎ回ることだ。銃を担いでぶっ放す事じゃあ、ない」 男は、上官のその言葉を聞いて、顔には出さないながらも、胸中でほくそ笑んだ。―――なるほど、 つまり、この人はそういう人なのだ。本心は、単に子供達を、ウィッチ達を心配している。ただ、性根と 根性とが、ずいぶんと歪んでいるものだから、曲がりくねった態度でしか、それを表せないのだ。 「……貴様、俺を馬鹿にしているんじゃあ、なかろうな」 男の心を読んだかのように、上官が尋ねる。いや、まさか、と、男は薄い笑みを崩さないままに、 上官の問いに答えた。上官は、やはり忌々しそうに男を見やり、煙をふかす。 ふと窓を見ると、彼方の山際からは、真っ白な光が、こちらをのぞき込むように、その頭を見せていた。 いつの間にか、小さく鳥の鳴き声も聞こえ、廊下からは、いくつかの足音や、眠たげな話し声も聞こえてくる。 つい先ほどまでは、まるで凍りついたかのように、暗く、冷たく沈んでいたこの部屋にも、光と熱が届く。 その熱は、床一面の絨毯、壁にひしめく本棚、棚に押し込まれたファイルの山へと伝わっていった。 男二人の居るこの部屋は、主人よりだいぶ遅れて目を覚ましたかのようだった。 「…無駄を言い過ぎたな。要するに、本題はそれだ。お前は、これからロマーニャへ赴き、援軍として その反攻作戦に参加する事になる。やっと俺は、目障りなお前の顔を見なくてすむ訳だ」 上官は、笑みこそ浮かべないものの、妙に弾んだ声を出した。なるほど、彼は子供に守られるのが癪だと 言っていた。ならば、「希少な男性ウィッチ」である自分にも、その嫌悪を向けていても当然だろう。上官の 内心を思案し、男は小さく、含み笑いをした。その笑みを隠すように、男は上官に応答した。 「この作戦では、大和の護衛が、ウィッチの主要任務のようですね。確かに、それならば、私の固有魔法は まさに適任、といった所でしょう」 「そういうことだ。これで、伝える事は全て伝えた、渡すものは渡した。―――後は、仕上げだ」 その言葉の言い終わらないうちに、上官は、いかにも大儀そうに、その重い腰を上げ、男の前に立った。 男も、上官の起立に合わせるように、両足の踵を合わせ、あごを引き、背筋をぴんと伸ばした。そして、 上官は、その低く、不機嫌そうな、かつ重みのある声で、男に命令を言い渡した。 「―――本日より、男少佐は、ロマーニャへ移動し、第501統合戦闘航空団へ転属。当部隊の指示の下、 2週間後の『オペレーション・マルス』へ、援軍として参加せよ」 上官の命令に対し、男少佐、と呼ばれた人物は、右手を顔の前に掲げ、敬礼の構えを取って返答した。 「私、男少佐は、本日を以てロマーニャへ移動、第501統合戦闘航空団へ転属。該当部隊の指示の下、 『オペレーション・マルス』の支援を行います」 今、男少佐は、基地の滑走路に立っていた。命令の通り、ロマーニャへ移動するため、移動のヘリを待って 待機しているところだ。日はとっくに上ったとはいえ、時刻はまだ早く、空気は凍り付いている。辺りを見渡しても、 自分がロマーニャへと移動する準備のために、この時間にたたき起こされた、不憫な整備兵達以外は、誰もいない。 その風景を尻目に、男は、時々手に息を吐きかけ、ささやかな暖をとっていた。 「―――男少佐、ヘリの準備、完了致しました。……お荷物は、これで全部ですか?」 男少佐へ、一人の整備兵が声をかける。実際、男の荷物と思しきものは、地面に置かれている、 やや大振りなトランクと、男少佐が手に持っている小さな布袋、後は彼のストライカーと武器に弾薬といった 程度のものしか見あたらなかった。 「ええ、これで全部。私は、どうも転属が多いのでね。あんまり物を持つと、一々移動するたびに、輸送が 大事になってしまう。だから、私物は最低限の物に留めているんです。」 男少佐は、いくらか愉快そうに話す。彼は、軍属になってからこれまで、たかだか五、六年の間に、実に 十数回の転属を命じられた。彼自身は、その理由を、自身の固有魔法によるものである、と、半ば確信している。 彼の固有魔法は、用途の範囲が広く、応用も利くために、様々な場面で重宝できる物であったからだ。 もっとも、彼は、頻繁な転属を疎ましく思った事は、一度たりともない。むしろ、転属のために各地を移動するのを、 楽しんでいる節も少なからずあった。―――どうも、自分は根無し草の性分のようだ、と、彼は自分自身を評している。 「さて、それでは、ロマーニャまでの数日間の空の旅、せいぜい楽しませてもらうとしよう。」 そう言うと、男少佐はトランクと布袋を両手に持って、ヘリの中へと乗り込み、ストライカーと彼の銃器も、整備兵らに よって、ヘリの格納庫部分へと収納された。積み込みが完了して数分、ヘリが上部のプロペラを高速で回転させ、 地上から浮かび上がった。そのままヘリは高度を上げ、はるかロマーニャへと向かって、その姿を消した。 第二話へ